TOKYO巡礼歌 唐獅子牡丹

文楽(人形浄瑠璃)と昭和の日本映画と麻雀漫画について書くブログ

義太夫正本翻刻

くずし字学習 翻刻『女舞剣紅楓』五巻目 長町美濃屋内の段

未翻刻浄瑠璃 『女舞剣紅楓』の翻字五巻目。 長町にある三勝の家。三勝は父・美濃屋平左衛門、娘・お通と貧しい暮らしを営んでいたが、どうも父とは訳あり風。実は平左衛門は小勝・三勝姉妹の実の父の弟で、死んだ兄に代わって姉妹を養育しつつ、家に残った…

くずし字学習 翻刻『女舞剣紅楓』四巻目 堀江宇治屋市蔵住居の段

未翻刻浄瑠璃 『女舞剣紅楓』の翻字四巻目。放蕩が過ぎた宇治屋の若旦那・市蔵は、隠居した父親・教貞によって蔵へ閉じ込められてしまう。市蔵を心配する手代・半七は毎日蔵の外からに話しかけていたが、市蔵は半七がいないと泣いてしまうまでに。そんな宇治…

くずし字学習 翻刻『女舞剣紅楓』三巻目 嶋の内夏屋の段

本作に登場する「宇治屋」およびその若旦那・市蔵の放蕩は、辰巳屋事件をモデルにしている。 辰巳屋事件とは、元文4〜5年(1739〜40)、大坂の富商・辰巳屋で起こった家督相続騒動が発展し奉行所汚職にまで及んだ事件で、その概要は以下のようなものだったと…

くずし字学習 翻刻『女舞剣紅楓』二巻目 先斗町貸座敷の段

未翻刻浄瑠璃 『女舞剣紅楓』の翻字二巻目。 『艶容女舞衣』において半七は親に勘当されたお坊ちゃんという設定だが、その先行作である『女舞剣紅楓』では設定がやや異なる。 半七が大和五條の茜屋の跡取り息子であることは同じ。しかしポジションや性格に違…

くずし字学習 翻刻『女舞剣紅楓』一巻目 誓願寺十夜参りの段

ここしばらく、くずし字を勉強している。 そのくずし字の学習の一環として、翻刻が出ていない浄瑠璃を、一般公開されている義太夫正本をもとに翻字してみようと考えている。 まずは、自分がくずし字を学ぶきっかけになった『女舞剣紅楓(おんなまいつるぎの…