文楽トークイベント
人形の「三人組」、和生さん・勘十郎さん・玉男さんにフィーチャーした紀尾井ホール主催企画。この三人がワチャワチャしてたらみんな喜ぶだろう!というツメ人形知能な企画、誰でも思いつくけど、実行するのはすごいと思う。企画自体は2020年からあり、コロ…
久しぶりに、兵庫県独自企画の文楽公演「文楽 in Hyogo」へ行ってきました。本来は2年に1度の開催だそうですが、昨年の開催予定が新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止になったため、今年にスライドしてきたようです。 ■ 第一部はトークショー。和生さん…
『端模様夢路門松』、『木下蔭狭間合戦』上演ののち、第三部は「ディスカッション」として、木ノ下裕一さん・勘十郎さん・藤蔵さんのトークショー。 もくじ はじめに 『木下蔭狭間合戦』上演史 ディスカッション(トークショー) ┃ 『木下蔭狭間合戦』の復活…
毎年恒例、和生さん主体の小規模公演。本公演以外にも外部主催による公演が多く中止される中、開催できてよかった。 ■ 今年の演目は『伽羅先代萩』御殿の段。会場に入ると、すでに茶道具がセットされていた。間近で茶道具セットを見られて、感激。場内案内の…
津駒さんが12/16にNHKラジオ第1・関西ラジオワイドにゲスト出演されたときのお話メモです。 内容は、2020年初春公演で六代目竹本錣太夫を襲名するにあたり、その気持ちを語るというものでした。津駒さんらしい優しく穏やかな口調、飾らないお話ぶりと正直ぶ…
恒例、西宮の酒造会社・白鷹主催の酒屋万来文楽。 今年の公演は11月末日のたいへん寒い日に行われた。開演前、会場の中庭にいたら、楽屋口から出てきた着付姿の津駒さんが「ヲヽこの冷えることわいの」とつぶやいて腕を袖に入れてちぢこまり、人形のようにチ…
上方文化講座2019、最後の授業は受講生からの質問に技芸員さんが答える質疑応答。 受講生に配布された質問票を2日目終了後に回収、それを久堀先生が集計して、3日目に久堀先生から代理質問、指名された技芸員さんが回答という形式。昨年は細かい質問も多かっ…
上方文化講座3日目3限目は、勘十郎さんのソロトーク授業。人形一般の取り扱い・遣い方のお話がメインです。 桐竹勘十郎師に聞く−実演をまじえて(桐竹勘十郎)INDEX ┃ 勘十郎vs子猫 ┃ 江戸時代の芝居小屋と『渦 妹背山女庭訓 魂結び』 ┃ 人形は胴串が命 ┃ 江…
2日目4限目は、引き続きご登壇の津駒さん・清介さんに、勘十郎さんが加わってのお話。治兵衛・小春・孫右衛門の人形をお持ちいただき、それぞれの着付の解説もしていただいた。 『心中天網島』−太夫・三味線・人形の芸(竹本津駒太夫・鶴澤清介・桐竹勘十郎…
2日目3限目はみなさまお待ちかね、技芸員さんのお話授業。まずは津駒さん、清介さんのご登壇で、『心中天網島』についてのご自身の出演、あるいは名演の思い出などの話題。授業末尾に素浄瑠璃での「大和屋」実演がついていたため、「大和屋」の話が厚めにな…
2月4日開催、NPO法人人形浄瑠璃文楽主催のイベント。和生さんにご出演の第二部『大経師昔暦』について語ってもらうという趣旨の会だったが、『大経師』の話自体が微妙すぎて和生さんが途中で話すことがないと言い出し(衝撃の展開)、ほとんどが質疑応答の時…
2月5日開催、NPO法人人形浄瑠璃文楽座主催のイベント。今回の内容は勘十郎さんから阿古屋についてお話しいただくというものだった。簡易ながら以下にお話の内容を整理し、まとめる。また、撮影可能だったため、後列席で写りは悪いけど写真もつけている。ご参…
今年も西宮の白鷹文楽へ行った。 ■ 嫗山姥……。すでに漢字が読めない。こもち・やまんば、と読むそうだ。滅多に出ない演目だからか、調べても出てくる要約が要領を得ないので、国会図書館のデジタルコレクションで全段を読んだ。 狂言全体としては、源頼光に…
上方文化講座記事も最終回! 3日目2限目は津駒さん・清介さん・勘十郎さんが受講生からの質問に答えるという形式のトークショー。質問票はあらかじめ収集してあり、整理した上で久堀先生から代表質問、指名された方から回答をいただくという形だった。 文楽…
上方文化講座もついに最終日。3日目1限目は本来別講義だったが、おりからの台風接近に伴って途中休講の可能性が出てきたため、大阪市立大側と技芸員さん側の配慮で時間割を変更し、本来3限目だった勘十郎さんのお話が先になった。 今回はお三輪、鱶七以外の…
上方文化講座2日目、続いて4限目は津駒さん・清介さんに勘十郎さんが加わってのお話。『妹背山』について、太夫・三味線・人形それぞれの立場からのコメントを拝聴する機会に恵まれた。 ちなみに上に貼っている写真は一般受講生向けの講義室への入場整理券。…
地下鉄半蔵門駅の押上方面発車メロディが9月13日から文楽の「寿式三番叟」になるらしいです。もし「いつもの出だし」を発車メロディにされたとしたら 「誰かが……、死ぬ…………?」 って感じだから三番叟セレクト正しい。9月公演行かれる方は必聴ですね。 上方文…
吉例! 赤坂文楽に行ってきた。今回は玉男さんメインの回。 ■ 内容としては公演というより実演付きトークショーと言うべきだろうか。『絵本太功記』十段目「尼ヶ崎の段」から光秀の出、操のクドキ、松に登っての物見〜段切の3箇所をダイジェスト上演し、高木…
酒屋万来文楽(白鷹文楽)は、兵庫県西宮市にある酒造会社・白鷹が所有する施設「白鷹禄水苑」で開催される小規模イベント。 白鷹禄水苑は蔵元の住居兼酒蔵だった建物をイメージして作られた古民家風の建物で、自社製品を飲むことができるカフェバー、酒や酒…
「文楽座話会」はNPO法人人形浄瑠璃文楽座主催のトークイベント。「文楽座学」とは異なり、ホスト技芸員個人の芸談等が中心。以前、燕三さんの回に行ったときは燕三さんの弾き語りの会と化していたが*1、サテ、今回の玉男さんの話は一体どうなるのか……? ┃ …
「文楽座学」は文楽東京公演会期中に開催されるNPO法人人形浄瑠璃文楽座主催の講義形式トークイベント。申し込めば賛助会員でなくとも参加できる。浄瑠璃等の研究者のほか技芸員による講義もあり、これは後者で、勘十郎さんがご自身で第二部『玉藻前曦袂』に…
今回の赤坂文楽は玉男様メインで幽霊知盛・碇知盛。前回はものすっごい後ろの席しか取れず浄瑠璃聞こえねえ事件が起こったが、今回は頑張って前方席をゲットした。 ■ 上演は『義経千本桜』二段目「渡海屋・大物浦の段」より、幽霊知盛および碇知盛の部分の抜…
赤坂文楽は、東京公演会期付近に赤坂区民センターで行われている単発公演。夜7時開演とはいえ渡世の義理に縛られた身では平日夜のお出かけは難しいのだが、つばさがほしい、はねがほしい、とんでいきたい、とばかりに馳せ参じた(きつねの霊力はないので東京…
国立劇場主催の事前応募制イベント、2016年11月30日(水)開催。書いております通り、私、今年の2月に文楽観始めたので、住大夫さんの現役時代にカスリもしていないが、せっかくなので行ってみた。 形式は、司会の文楽劇場の企画の方(師匠のお気に入り?)…
あぜくら会の会員限定イベント。2016年11月29日(火)開催。国立劇場主催なので国立劇場所蔵の映像、司会の職員の方(写真家)の撮った写真などを見ながらのトークで資料が充実。 お話は玉翔さんからだけでなく、人形実演のために同席されていた玉誉さん(錦…
三井記念美術館で開催されている国立劇場50周年記念企画展の付属イベント。2016年11月29日(火)開催。たぶん会場全員勘十郎様ファン。以下、話は順不同だが覚えている限りの勘十郎さんのお話のメモ。 まずなぜ対談相手がダニエル・カールさんなのかという疑…