TOKYO巡礼歌 唐獅子牡丹

文楽(人形浄瑠璃)と昭和の日本映画と麻雀漫画について書くブログ

2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧

 ギャンブル地獄

古岡道夫/野村敏雄/志村裕次+北野英明 秋田書店(1976) 全1巻┃あらすじ ベカ辰はイカサマ用のバクチ道具を作る細工師。彼が取り組んでいる毛入りガンの花札には美女の緑發(恥毛)が埋め込まれている。ベカ辰は最後の「桐」の札に吉祥天の如き美女の緑發を…

 BS麻雀マンガ夜話 第3回「あぶれもん」

BS麻雀マンガ夜話の第3回「あぶれもん」を聞きました。 『あぶれもん』は最高の麻雀漫画です。それは今日でも色褪せることはありません。 たとえば『魁!男塾』などの昔のちょっとイッちゃってる漫画をいまネタ的に読むことについて、「昔はまじめに読まれて…

 麻雀五輪書その1 さらば乱れ牌

志村裕次+森義一 日本文華社(1986) 全?巻┃あらすじ 高知県F市に、地元の雀荘を荒らすならず者がいた。彼の名は山崎点心。点心の被害を受けた雀荘店主らの相談を受けた光明寺の住職は、点心をこらしめるため麻雀で勝負を申し込む。結果、カンだけで麻雀を…

麻雀執事

人様のお宅で「黒執事」のサイトを見せていただきました。イケメンバトラー大活躍とあって大変流行しているそうです。そんな「黒執事」が食卓用のナイフを構えているカット、あれ、似たような構図が麻雀漫画にもあるよなと思いました。 ここはひとつ近代麻雀…

 雀鬼無頼

吉田幸彦/梶川良+くずはら和彦 芳文社(1980) 全1巻┃あらすじ 大阪は関東の勝負師にはない独自の感性を持った勝負師を多く輩出した。勝負師(ぶしょうねり)! 魂である――。 通天閣のたもとの雀荘で行われた日本麻雀名人位戦の決勝では、関東の競技プロ・白…

 芳文社麻雀漫画リスト

オールド芳文社の麻雀漫画作品をリストアップしました。原作クレジットについては表紙クレジット以外に収録されている作品の原作者も入れています。 芳文社麻雀漫画はイカスものが多いので、表紙がヤバい気配を発していようとも高い値がついていようとも、脊…

 むすめ雀豪放浪記

横山まさみち 双葉社(1981) 全1巻┃あらすじ 麻雀道場の師範の娘・清水三保は道場破りに来た神戸の天和竜を倒したことをきっかけに、広い世界を知りプロ雀士になる志を立て、役立たずの東八をつれて家出して修行の旅に出た。ところがどっこい、三保は麻雀は…

麻雀本ポンチークラシコ!

阿佐田哲也没後20年*1を記念して?刊行されていた小学館文庫の「阿佐田哲也コレクション」全7巻が完結。 1 『天和をつくれ』 2 『ばいにんぶるーす』 3 『ヤバ市ヤバ町雀鬼伝 三〇〇分一本勝負』 4 『ヤバ市ヤバ町雀鬼伝 ゴールドラッシュ』 5 『先天性極楽…

 雀鬼

板坂康弘+和田順一 芳文社(1978) 漫画ルック掲載(連載は1977年9/21号〜) 全2巻 ┃あらすじ 嵐の夜、雀荘で役満を2回もアガッて懐を暖めた夏目五郎がアパートに帰ると、同棲していた恋人・夏美が殺されていた。夏美が全裸で抵抗のあともなかったこと、凶器…

 近代麻雀 11/15号

学園コメディという少年漫画王道な新連載「オオトリ」。王道らしい気持ちいい展開でした! いやー、アホはチンイツは鳴きます。むしろテンパイするまでにできるだけホンイツやトイトイにもっていくのがコツですね。とにかく鳴くんですよ。待ちがわかるまで………

 麻雀太閤記

原麻紀夫+鳴島生 芳文社(1981) 全1巻┃あらすじ 田舎の中の下流家庭に生まれた南条哲也は野望に燃える高校生。その野望のひとつめのステップとして、彼は東都医大への進学を目標においていた。彼はその進学費用・学費のため、麻雀で金をかせぎつつ猛勉強し…

トイメン 裏メン ぼくイケメン

各国の郵便切手を集め、燐寸のレッテルを集め、藩札を集め、富札を集めて娯楽とせる人多し。何がためにさる物を集むるやと詰る者あれば皆それぞれの口実あるべし。しかれども栓するところは、類聚に趣味ありとしてただ何となくおもしろしと言うにほかなから…

 麻雀蟻地獄

阪東太郎+中野善雄 桃園書房(1976) 全1巻┃あらすじ 凄腕の裏プロ・宮本哲生はニューヨークから5年ぶりに日本へ帰国し、横浜へ流れ着く。たまたま入った雀荘・東々荘で彼がポケットから「中」の牌が封じ込められた鈴を取り落とすと、マスターはその鈴を見て…

 mahjongまんが大王

喜国雅彦 竹書房(1990)┃あらすじというか概要 『mahjongまんが王』の続編。人気マンガを麻雀漫画パロディ化したもの。モトネタマンガは前作よりやや新しめ。装丁はまたも祖父江慎のため、無意味におしゃれ。そしてmahjongの文字がさらに小さくわかりづらく…

 近代麻雀オリジナル11月号

それはすべての鉄ちゃんの夢……マイ鉄道&マイSL動態保存ッ! 見よ! これが本物の私鉄だッ!!! というわけで「ワシズ」、羨ましすぎます。鷲巣様が大喜びで駅員ごっこしてしまうのもわかります。なんたってマイ鉄ですから。アメリカの超富豪は本当に路線&…

蛮勇

今週の天牌、八角さんパネェ。普通はリーチ後の危険牌を食う*1ところを黒流会のために唐突に食った八角さんに全員最敬礼ッ。 *1:寿司麻雀ではリーチ後の危険牌を3個まで食うことを認められています。

 雀鬼郎

志村裕次+北野英明 グリーンアロー出版社(1984) 第一巻/牙の巻、第2巻/狼の巻 全2巻 ┃あらすじ 新宿に現われたひとりの青年。出張で上京してきたかのような風貌の彼をカモと見込んで声をかけたのが運の尽き。彼、宗方清次郎は故郷・高知で高校教師をしてい…

 麻雀八犬伝

灘麻太郎+北野英明 グリーンアロー出版社(1984) 第1巻/呪いの血脈の巻、第2巻/黄金の闘牌の巻、第3巻/炎の終焉の巻 全3巻 ┃あらすじ 幕末の政変の最中、飛騨穴山の金山は穴山藩家老らの謀略により、歴史の闇に葬られた。……時は流れ現代……、謀略に加担した…

 雀鬼の群れ

戸川洋祐+司敬 グリーンアロー出版社(1984) 全1巻 ┃あらすじ 朽ちた壁の家が建ち並び、淀んだ川が流れ、路地裏に酔いつぶれた野郎どもがゴロゴロしている吹きだまりのような「陽かげりの街」……。昔からいた奴らはとうの昔にこの街を捨てて出て行っちまいや…

プルミエラムール☆グリーンアロー怪進撃 第3夜

もはや誰も食い付いてこないこのグリーンアロー出版特集を、私の聖司くんに捧げます。┃追記 ……と思ったらコメント欄に聖司くんが!!!!

 麻雀地獄旅

灘麻太郎+森義一 グリーンアロー出版社(1986) 全1巻┃あらすじ 昭和30年代後半。若かりし日の灘麻太郎は旅打ちの日々を過ごしていた。その旅の途上で出会った様々な麻雀打ちたちとの勝負の物語。 ■ 若き日の灘プロってこんなバタ臭ぇ顔しとったンけぇ〜? …

 麻雀黙示録

三田武詩+森義一 グリーンアロー出版社(1985) 全3巻(第1巻/還流編、第2巻/劫火編、第3巻/?) 3巻は未読。今後の展開が気になって仕方ありません……。 ┃あらすじ 記憶喪失となり、自分の過去を失った九十龍霧人が神戸に帰ってきた。彼は過去の唯一の手がか…

ボンボヤージ☆グリーンアロー怪進撃 第2夜

今夜は森義一作画による2作品です。 森義一(もり ぎいち/よしかず) 多くの麻雀漫画の作画を手掛けた漫画家。おそろしくバタくさい絵だが、愛嬌があり、丁寧に描かれているので読みやすい。主人公は犬顔で眉毛がごんぶと、オッサンはアシカ亜目顔、女性は顔…

 餓狼無頼 雀鬼飛龍伝

志村裕次+みやぞえ郁雄 グリーンアロー出版社(1985) 全1巻┃あらすじ 麻雀生命を賭けて故郷・熊本を旅立った飛龍は全国の数百の雀荘を統べる「闇の支牌連合」の会長「雀神」に挑戦すべく、全国を飛び回って彼の従える四天王と対峙するする! 地獄寺の和尚・…

 魔牌の島 怪奇麻雀伝説

玄太郎 グリーンアロー出版社(1985) 全1巻┃あらすじ 高校教師・山村はなじみの雀荘の主人から四国で手に入れたという人骨でできているという麻雀牌を見せられる。一見普通の牌だが、東・南・西・北の風牌の背を外して並べるとそこには不思議な島の地図が描…

 本格闘牌巨編 雀鬼四天王

吉岡道夫+北野英明 グリーンアロー出版社(1985) 第1巻/非情編、第2巻/鬼哭編 ┃あらすじ ボンクラ青年・速水信吾の恋人である由美の父親がひき逃げで亡くなった夜、由美の家に借金取りが現れる。由美の父はサラ金から580万円もの借金をしていたのだった。保…

ルミネッセンス☆グリーンアロー怪進撃 第一夜

今夜から三夜連続で、かつて隆盛を極めそして伝説となった「グリーンアロー出版社」の麻雀漫画の特集を行います。 グリーンアロー出版社とは http://www.green-arrow.co.jp/ 1984〜86年頃に素敵な麻雀漫画をいっぱい出した出版社。本職は時計・航空機・ミリ…

 黒の男

渋沢さつき 竹書房 (1996〜1998) 『白-HAKU-』の外伝。「別冊近代麻雀」に連載。黒の男 1 (近代麻雀コミックス)作者:渋沢 さつき竹書房Amazon┃あらすじ 煙草をくわえ、黒いスーツをまとい、そしてステッキを持った男を賭場で見かけたら、それは大鷲組の代…

 白-HAKU-

渋沢さつき 竹書房 (1992〜1994)白 1 (近代麻雀コミックス)作者:渋沢 さつき竹書房Amazon闘牌は馬場裕一による。 ┃あらすじ ヤー公絡みな麻雀に「マネージャー」に連れられて現われた少年「白」。イカサマを使うヤクザをも圧倒する彼の正体は―― 満たされな…

 近代麻雀11/1号

え〜、十字さんはどこにいるんですか〜? 渋沢先生、はやくイケオオジンいっぱい出してくださ〜い。てな感じの「白 HAKU NEXT GENERATION」が新連載。その昔キンマに載っていた『白-HAKU-』という麻雀漫画の続編です。今回の主人公は久々猛(くぐう たける)…