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TOKYO巡礼歌 唐獅子牡丹

麻雀漫画と昭和の日本映画と文楽(人形浄瑠璃)について書くブログ

文楽 6月東京・文楽若手会(文楽既成者研修発表会)『妹背山婦女庭訓』国立劇場 小劇場

キャンセル待ちをしてチケットを取った。公演直前に主催者側へ戻ってきたキャンセル分が国立劇場チケットセンターに出るのを、サイトに貼り付いて待った。国立劇場チケットセンター・プレイガイド各社の取り扱いともにすべて完売になっていたはずなので、どこから戻ってきた分なのかは謎。主催者自身が確保していた分のキャンセルなのだろうか。

東京の文楽公演はチケットがまったく取れないときと取れるときとがあるようだが、この公演に関しては、若手会が完売するっていうのは初心者的にはすごいなとしか言いようがないが、みなさん(心の)息子の晴れ舞台的な感覚でいらしてるのだろうか。

 

 

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と思って行ってみたら、周囲の方々がまじでキャーキャー盛り上がってて面白かった。やっぱり特定の技芸員さんのファンの方が多いのだろうか。すごいイケメンのお若い太夫さん、あの方の出ているところで老若男女問わず周囲の皆さん「「「「キャー❤❤❤❤❤❤」」」」ってなってて本当笑った。東京でもこうなんだから、ふだんから盛り上がっている大阪の若手会はどんなことになっちゃってるのだろうか。

若手会と言ってもド素人には本公演と具体的にどう違うとかはわからないが……、いやもちろんトップレベルの方のほうが芸のレベルが高いのはわかるのだが、なんていうか、観ているうちにもう気持ちが「出演者の親」になってしまって頭がおかしくなってくる。緊張のあまり目が泳いじゃってる人形遣いさんとか、お稽古を頑張りすぎたのか逆に声が不安定になっちゃっている太夫さんとかを見て、最終的には私も「みんな………………、がんばれ!!!!!!!!!(号泣)(号泣)(号泣)」と父兄の気持ちになってしまった。みんながんばってた、うんうん。みたいな。こういう見方は頑張っていらっしゃるお若い技芸員さんたちに対して失礼な話なのだろうが、若い人が一生懸命頑張っているのを観るのは良い(主演格の方は私と変わらないというかむしろ年上な気がするが)。高校野球にまったく興味がないのだが、別に母校が出ているわけでもないのに高校野球を一生懸命観ている方々の気持ちがわかった。若い人が頑張ってるのを観るのは良い(2回目)。

 

入り口でもらえるパンフレットに、どの方がどなたの弟子かわかるプロフィールが載ってたのも良いと思った。師弟関係はお名前からもある程度推察できるが、「ああっ……あのお方、こんなお若いお弟子様取ってはるんや……」と感動できる。

先述の通りキャンセル待ちをして取ったのでかなり後ろの方の席だったが、周囲が主催者側の席だったのか出演者のお師匠様にあたる技芸員の方々が私のすぐそばに座ってらして、卒倒しそうになった。あまりにびっくりしすぎて頭が真っ白になり、正直、途中の段の記憶がない。