『天牌』がはじまったのは1999年5月。
というわけで今月で『天牌』10周年です。
おめでとうございます!
おめでとうございます!(背後に控える893が唱和)
そういうわけで、今月は天牌10周年祭月間です。記念に『天牌』を全巻読み返したところ、やっぱめっちゃ面白かったです。改めて読み返すと初期と中期、現在では話の印象が違いますね。初めのほうは『てっぺん』に近い印象ですが、最近の渋谷編は花輪和一『護法童子』と共通する印象があります。神通力が神通力である話から、神通力が普遍的に存在する世界の物語になってきたというか……。そして、兄弟対決という漫画として超ベタな要素を入れながらも陳腐にならなかったのは本当に素晴らしいことでありますよ。
また、読み返すと初読のときはなんとも思わなかったところに新しい味を感じます。例えば伊東編で瞬が日本清竜会の本営に乗り込んだとき、ヤクザが「日本清竜会の全員を参りましたって言わせるほどの麻雀なら許してやるぜ」「麻雀やりたくてうずうずしている連中が30人強」とか言い出したシーンで爆笑しました(※最大級の賛辞です)。てっきりヤクザだと思ってたんですけど、ヤクザじゃなくて実は麻雀研究会だったのか、日本清竜会。やっぱ天牌はこうでなくちゃと思いました。
あと、2年ぶりに『天牌皆伝』についているカルトクイズを解き直したところ、100点満点中25点でした。我ながら上出来。牌姿に関する問題は1問も解けませんでしたが!
なにはともあれ、来賀嶺岸両先生の今後のますますのご発展とごハッスルを願いまして、乾杯!