TOKYO巡礼歌 唐獅子牡丹

文楽(人形浄瑠璃)と昭和の日本映画と麻雀漫画について書くブログ

 コミック・ガンボを読む 7

香川まさひと+木村直巳『朧』がおもしろい。主人公が「恐い話」として噂されている話を聞き、主人公はその噂のもとになった事件の真相を語る、というシンプルな話だが、おもしろい。でも、駅員が憲兵にしか見えない。なんであの夫婦はペアリングを右手の薬指につけてるの?そこも「恐い話」の一部なの?「不思議なことにね」の場面は、今敏パーフェクトブルー』のようでおもしろかった。しかしあれのどういう部分を指して純愛自殺と言うのかわからん。

┃鳳王 土井泰明+武喜仁
この漫画の登場人物って、みんな指が細い。何切っても当たりで親のハネマンに振り込み、しかも裏ドラがガツンと乗って三倍満、という麻雀漫画っぽい(?)シチュエーションが、ちゃんと説明されながら描いてあった。丁寧。あのピアノを弾く青年も麻雀打ちなのだろうか。そしたら、原田(@天)と同じく、組長にして代打ちという意味不明の肩書きになる。しかもピアニスト。