TOKYO巡礼歌 唐獅子牡丹

文楽(人形浄瑠璃)と昭和の日本映画と麻雀漫画について書くブログ

 TATOO 魔性の闘牌

赤名修 竹書房(2001)

  • 全2巻

Tattoo 1―魔性の闘牌 (近代麻雀コミックス)
┃あらすじ
下っ端ヤクザの年男は雀荘で顔面に妖艶な刺青を持つ男・亮に出会う。年男の組織と対向組織との不動産を賭けた麻雀勝負の場で亮は鮮やかなアガリを見せ、物件をものにした。これを機に、年男は亮に魅入られるように行動を共にするようになる。やがて年男と亮は福生で高純度の麻薬を捌く男・ジョージと麻薬中毒で牌が透けて見える男・三斬と出会う…。

主人公の亮のアガリはほぼ清一色であることに途中で気付いた。どうしてチンイツなのか、このあたりに注目して読んでいくとおもしろかった。途中から牌が透けて見える(透けて見えているように読める?)者同士の闘いになるが、それもまたおもしろい。ここでのヤク中キャラ側からの心理描写がよい。主人公がなぜタトゥーをしているのかの説明はないが、なかなかカッコイイね、チミ。