TOKYO巡礼歌 唐獅子牡丹

文楽(人形浄瑠璃)と昭和の日本映画と麻雀漫画について書くブログ

 近代麻雀 2010年8/1号

  • 来賀友志+嶺岸信明「ゴロ」
    • 窪田さんの雀荘でグデングデンの安ちゃん。今週もまた結果失着を繰り返している。
    • 窪田はンも参加しちゃうんかい。
    • 安ちゃん、まだ悩んでいたのか。その揺れ動く気持ちよくわかる。しかし、とりあえず参加することに決めたみたいだが、その決定打は伊原さんか。安ちゃんはほんっまに伊原さんのことが好きやなぁ。
    • というわけで予選開始で以下次号。5ページもかけて予選の説明しなくていいです。
    • 伊原さんがあいもかわらずイケメンなのは結構なことですが、出来れば「哮るの会」と当たる最終予選からに欲しかった。これから6半荘×2も伊原さんとカスの対局を見せられるのは困ってシマウマ。それともカスの中に超弩級のイケメンが混じっているのだろうか。うむ、楽しみになってきた。
    • ところで、すげえ失礼な言い方かもしれンが、もしかして来賀先生の中で伊藤優孝ってイケメンカテゴリに入っているのだろうか。先日、来賀先生が「プレイコミック」で昔連載していた「鉄火場」*1って麻雀漫画を読んだのだが、第2部?のかわいい系イケメン主人公*2の名前が「優孝」だったんだよ。ちなみに、作品自体もなかなか独特の雰囲気を持つすごいものだった。落ち着いたらまた感想を書きたい。
    • 「哮るの会 モデル」「ゴロ モデル」という検索キーワードが多いので、少しだけヒントを。「哮るの会」というのは、阿佐田哲也が世話役を務めていた若手の研究会「謳いの会」がモデルであろうと推測される。存在したのは1976年頃。そのメンバーは笹木謙、田中利春、山田慎司、荒正義、安藤満、瀬田一輝、西田秀幾、青野滋、久保田寛ほか合計12名。つまりこの中から名前が似ている人がモデルということだろう。岡田和裕『実録・麻雀盛衰記』を読むと、この後「謳いの会」がどうなっていくかがわかる。この本に書かれていることが真実で、かつ『ゴロ』も事実通りに進むのだとしたら……、今後この作品がどう描かれていくか、実に楽しみ。
  • 片山まさゆき「満潮!ツモクラテス」
    • メンホンチートイに一家言ある皆様お待たせいたしました。
    • 変な手筋を描くのは、正着を描くよりもずっとずっと難しい。「不思議な手筋だな」と思われるのはオッケーだが、「そりゃただの結果オーライだ」と思われてはならないのだ。果たして片山まさゆきは変な手筋を描けるのか。漫画の中に変な手筋を持ってきたときに、本来の作風との齟齬をどう描いていくつもりなのか。そこに注目したい。
    • そういえば土井泰昭作品も変な手筋はないな。変だけど。

*1:作画・武美和、秋田書店プレイコミック」2006年7月〜2007年8月連載、全26話

*2:いろいろあって、雀荘にたまっているオッサンにお姫さま抱っこされていた。