TOKYO巡礼歌 唐獅子牡丹

文楽(人形浄瑠璃)と昭和の日本映画と麻雀漫画について書くブログ

 今週の天牌のアオリは「「強くなりてぇ」その唯一の願いが男を戦場へと駆り立てる」

昨夜の晩のおかずはマグロ(インド洋)刺身盛り合わせにしました。

  • 来賀友志+嶺岸信明天牌第593話……度胸試し
    • 天牌』で黒流会の事務所にかかっている額の言葉は「仁義」
    • 先週渋谷の雀荘に現われた男・山田。登場しただけで読者を爆笑の渦に叩き込んだ男の過去が語られる……
    • 山田がイケメンになっているんですがこれはどうしたことでしょうか嶺岸先生。
    • 山田が今迄にない麻雀を打っている。これはどうしたことか。そうか、牌とお話修行の成果が出ているのか。
    • 来賀先生の昔の作品『俺の選択』で、中身の濃い麻雀を打っていると卓上に落ちる牌の影が濃くなるというエピソードがあったが、どうやら人間の影も濃くなるようである。
    • 地獄のようにダサイ服装のトイメンが抜けて入ってきたヒゲは山田さんの過去をご存知のようだ。
    • 曰く「山田さんはその昔遠洋マグロ漁船に乗ったとか」

青島文化教材社 1/64 漁船 No.02 大間のマグロ一本釣り漁船 第三十一漁福丸 フルハルモデル

    • 天牌皆伝』の「知られざる裏データ」では「宮城県出身。二十歳の時、友人の借金のカタに乗せられたマグロ漁船で、船員の給料1億8千万円を麻雀で総取りした過去を持つ」と書かれていた山田であるが、実は、貴生さん(久々登場)の薦めにより度胸試しとしてマグロ漁船にお乗りになっていたらしい。
    • 三國さんが貴生さんに「山田は実に繊細な麻雀を打つ」と話したらしく、繊細→線が細い という山田さんのツラからは想像もできぬイチャモン?を思い付いた貴生さんが山田にマグロ漁船乗船を命じたとのこと。山田陽一・著『代打ち人生で必要な知恵はすべてマグロ漁船で学んだ』(黒流会出版)でも出して二匹目のどじょうを掬うハラだったのか。
    • しかしそうなると山田がマグロ漁船に乗っていたのは三國さんが黒流会に来て以降ということになり、かなりの近年になるわけだよな。三國さんて確か7年前?にスカウトされてきた設定のはずだし。
    • ざばーん。ざざざーっ。1ヶ月後、俺は46名の船員と共にインド洋を目指して出航した、で以下次号。船内でどんな麻雀が行われているのかがこのエピソードの主眼でありましょうが、私が期待を寄せているのは「そのマグロ漁船がどれだけイケメン大漁か(出航時点で)」の一点ですね。本職でない人たちとの戦いという点では、網代編との違いが楽しみです。
    • 実は私、「山田=まぐろ漁船」と思い込んでいたので今回の展開を当然のことと受け止めておりましたが、twitterでは「山田=まぐろ漁船」で皆が爆笑していたので、そっちにちょっと衝撃でした。

 
 
 
 

 今月の天牌外伝のアオリは「想いを秘めて 渇望に耐えて…………… その闘牌は黒沢をも魅了する――。」

  • 来賀友志+嶺岸信明天牌外伝」第157話◎親父の背広
    • 先に言っておきます。今月も磐石であります。
    • 人力車引きのイケメンが常連であることでも有名な雀荘「地雷」。そこのホール係の男子・貞二クンが就職のため今日でバイトを辞めるという。
    • キュルンとした小犬ちゃん系の貞二クンは、本当は黒沢さんが感心するほど打てるにも関わらずホール専門希望で、この2年半、ちょい繋ぎのピンチには付いたものの決して本走に入ることはしなかった……って勿体ない。貞二クンに打たせておけば、こんな可愛い男子と打てるならと、その子目当てでメンズが押し寄せてくるのに。あの世界じゃ。
    • そんな貞二クンが、今日は記念としてついに黒沢さんと打つことになったのであった。貞二クンは黒沢さんが唸るほどの腕で大勝ちだったが、本人は照れて謙遜。かわいいのう!(声の出演・菅原文太
    • 場面は変わって送別会。貞二クンが上京してきた愛媛のご両親を連れてやって来ましたよ。貞二クンのご実家はみかん農家をやっているそうで、貞二クンが一度も本走に入らなかったのは、お父さんの背広……つまりご両親のためだったそうな。そのあたりの論理が微妙に不可解なのがリアルというか、天牌外伝らしくて良い。
    • 今月も揺るぎなくハートウォーミングなイケメンストーリーで大満足しました。
    • つか同僚のメンバー男子の私服がドチンピラな件。あと、高校時代の貞二クンは沖本先生に激似。