TOKYO巡礼歌 唐獅子牡丹

文楽(人形浄瑠璃)と昭和の日本映画と麻雀漫画について書くブログ

 麻雀に流れなんてないよ

私ははてなのログイン画面に出る人気記事エントリーを見ることはあまりないのですが、最近「ギャンブルに流れはあるか」といった主旨のエントリーがあったのでチラ見してみました。(ここにそのURLは貼りませんが、近代麻雀漫画生活さんにこのエントリーを紹介した記事があるので、見たい方はこちらを参照して下さい。)


私は、流れはあるかないかデジタルかオカルトか、そういうことを議論してるよりも、卓上でどんなことが起こったとしても、何も起こらなかったとしても、鉄壁君がいっていたように「これも麻雀だ 立派に麻雀としてのできごとだ」「次に僕がどう打つかが問題だ」と捉えて、自分の打ち方を安定させながら、或いはその範疇を越えて賭けに出て、みんなで楽しく麻雀するのが楽しいなァと思います…(結局それか)…というか………


あの、瓶に2色のビーズを入れて振るとしまもようが出来る話って………
…………ノーマーク爆牌党じゃん!
鉄壁くんじゃん!
みんなノー爆大好きっ子じゃん!
ノー爆はほんと最高ですよね!
5時間くらい「いや〜〜ノー爆ってほんっとうにいいもんですね〜」と語れるくらい面白いですよね!
ノー爆が大好きな人がいること、私は何よりもそれが単純に嬉しいです。本当のところ、ノー爆を読んでいる人なんて、世の中の比率にしたらごくごくわずかしかいないはずなのに、稀に出会ったりしますよね、ノー爆や片山まさゆきファンに。

おまえが信じなかったものがそこにはある…………、
麻雀やろうぜ!

 次郎長放浪記 第14話 博徒の最期

関東丑五郎との因果振り勝負も佳境に。
と思ったらえらいあっさりと勝負がつきました。
散り際がすごすぎです、関東丑五郎。
原恵一郎先生の博打漫画には流れもデジタルもオカルトも存在しません。それよりも、流れを作るにはどうしたらいいのか?という勝負への情熱だけが青白く燃えています。ただ、たまにそれに未確認物体が混入・爆発して新生物が爆誕し、「死ぬ気でかかってこいっ!うぬら全員、もの言わぬ肉片にしてくれるわっ!!」とか得体の知れないことになるだけです。

 第26話 狂気と闇と

┃放送日 2006.03.28
┃原作でいうと 第12巻106話〜109話半ば+α


┃今夜の流れ
先の1筒頭ハネで完全に崩れた鷲巣は3回戦南場、4回戦と大崩れし、ついに倒れてしまう。もう5回戦はないかと思われたが、アカギはそんな鷲巣の目前で血を破棄して鷲巣を挑発する。そしてその挑発を受ける鷲巣。勝負は狂気の5回戦へと突入する…。


┃今夜の名言
このままじゃこの狂人にひきずられ俺まで地獄逝き…!


┃今夜のツッコミ
こいつは悪魔だ
全ての牌を知り尽くし
全ての局を支配している


┃今夜の闘牌はDOCHI !?
鷲巣麻雀3回戦南場〜4回戦〜休憩〜5回戦開局。
赤木さんが点数申告しているだけで特にこれといった闘牌はなし。ベタオリと暴牌の連続の鷲巣様、完全に麻雀が崩れています。ずいぶんと荒い麻雀を打つね です。
ただ、鷲巣様が裏目引きと言うのも面倒なくらい地味な牌を引きまくっていました。


┃当時の思ひで
そして伝説へ… な回。
個人的にはノー爆によって「麻雀で最も悪いことは自分の打ち方が乱れること」ということを刷り込まれているので、ここは鷲巣様にもがんばってもらいたいところでしたが、振り込み過ぎて倒れてしまった鷲巣様。私もよく半分寝ながら『麻雀やろうぜ!』やってると理想雀士のイケテル10匹手にふりこんでそのまま寝たりします(関係ない)。
今回は吉岡も仰木さんもみんなでよってたかって赤木を悪魔呼ばわりしてます。よく言ったものです、「あくまより、あくまみたいなにんげんがいちばんこわい」と。
そしてラストシーンで1999年の銀座が映ったのですが、ほんの本当に一瞬、中年赤木さんが出てきました。これにはちょっとテレビの前で「おおっ…!!おおっ…!!」…。しかし、白のストライプのスーツに虎柄シャツって、どんな阪神ファンのオヤジだよ…と思いましたが、とりあえず、マッドハウス(近所)に向かって敬礼しておきました。


さて、半年間楽しませて頂いた『闘牌伝説アカギ』もこの回で最終回でした。原作終わってないのに、よくもここまで綺麗にまとめたもんだと思います。ほんとに面白かった!!毎週放送が楽しみでしょうがなくて、放送がはじまる直前はうき…うき…とテレビの前に座っていたものです。時期的には卒業制作の大詰め時期と重なっていて、精神的・肉体的にかなり辛い時期だったんですが、そんな中でも、周囲にアカギを知っている人が増えたりアカギネタで仲良くなった人ができたり、ちょっと周囲に変化があって、楽しい半年間でした。とにかく、ありがとう日テレ!
そしてこの記事「アニメdeアカギ」は別所からの再録&再編集なので、当時の感想を書いたテキストを見ながら改めてDVDで見返しつつ記事を書いていたんですが、映像を見返すと当時のことをいろいろと思い出して楽しかったです。これでひとまずコンテンツ「アニメdeアカギ」は完結しますが、近々のうちに再編集&追加記事(DVD特典映像&われポンレポートなど)をつけてきちんと終わらせたいと思います。