TOKYO巡礼歌 唐獅子牡丹

文楽(人形浄瑠璃)と昭和の日本映画と麻雀漫画について書くブログ

2018-01-01から1年間の記事一覧

『旧劇 太功記十段目 尼ヶ崎の段』弁士説明付上映(弁士・大蔵貢)

現在行われている東京国立近代美術館フィルムセンターの上映企画「発掘された映画たち2018」で、1908年(明治41年)にMパテー商会によって制作されたサイレント映画『旧劇 太功記十段目 尼ヶ崎の段』が上映された。 映像自体はフィルムセンターがすでに所蔵…

文楽 2月東京公演『女殺油地獄』国立劇場小劇場

出かける前に始太夫さんの訃報を聞いて驚いた。まだお若い、これからというお歳なのに……。とても悲しい。 ■ 2月公演はまずは第3部、女殺油地獄を観た。第1部〜第2部は登場人物人口が少ないためか、第3部に人形配役がダンゴになっちゃった結果、人形がどこを…

文楽 1月大阪初春公演『良弁杉由来』『傾城恋飛脚』新口村の段 国立文楽劇場

初春公演ははじめのほうの日程に行くと、第一部・第二部それぞれのごはん休憩時間に手ぬぐいまきがある。若手出演者3人が新年の挨拶とともに丸めた手ぬぐいを投げるイベントで、争奪競争が激しそうなイメージがあったが、意外と個数があるのと、おねだりがか…

文楽 1月大阪初春公演『花競四季寿』『平家女護島』『摂州合邦辻』国立文楽劇場

初春公演、今年は初日に参上。気持ち良く晴れ渡る青空の下、開演前の鏡開きを見物して正月気分を満喫。しっぽしか見えなかったが、黒門市場から贈られた鯛のデカさに驚いた。 ■ ■ はじめは景事で、『花競四季寿』。 「万才」、なぜ紋臣さんは最近延々景事で…