TOKYO巡礼歌 唐獅子牡丹

文楽(人形浄瑠璃)と昭和の日本映画と麻雀漫画について書くブログ

2008-01-01から1年間の記事一覧

 ゴキブリ雀鬼

吉田幸彦+くずはら和彦 芳文社(1980)┃あらすじ 麻生論平は日東スポーツレジャー部の遊軍記者。仕事でも麻雀でもいまいち気迫に欠けていた論平だが、アマチュア雀士王位戦で優勝すれば伝説の雀士・米倉伯典と打つことができると知り、俄然やる気を出す。し…

 近代麻雀オリジナル12月号

「ワシズ」、最後のひとコマが、今年の近オリで一番おもしろかったです。 「勝負師の条件III 代打ちたちの晩夏」、剣城先生がギャグキャラのような顔になってしまっています。先月ギャグキャラ顔と化していた桂木さんはイケメンに戻っていました。でも、『勝…

 雀狂一代

麻生竜也 芳文社(1981) 全1巻┃あらすじ サラリーマンが集うとある雀荘で、精算の金が足りないという同卓者に、現金がないのであれば親の形見の指輪でも置いて行けと凄む男、安藤正人。彼が麻雀と金にがめついのには理由があった。正人はかつて麻雀好きの麻…

 ジャングル 麻雀狂時代

香月謙+嶺岸信明 竹書房 近代麻雀ゴールド連載(1991〜1994) 全4巻┃あらすじ 昭和42年、函館。英二と駿はいつも一緒の無二の親友。彼らは雀荘を渡り歩いて日銭を稼ぎながら生活していた。あるとき、英二の腕を見込んだ冬村という男が現われ、ふたりを東京へ…

友情

『あぶれもん』を読もうと思って竹書房80年第後半の麻雀漫画を入れてある箱を開けたら、香月謙+嶺岸信明『ジャングル』が出てきました。 去年の正月に3・4巻だけ人様からお借りして読んで、そのあと自分で全巻揃えで買ったものの読まずにしまっていたもので…

 セイガク暴牌族

三木孝祐+新川雅美 グリーンアロー出版社(1982.1) 全1巻┃あらすじ 竜園高校の3年生・車隼人は英語教師・桜田静とデキていた。あるとき授業をサボッて行った雀荘でバカ勝ちしたがためヤクザに目をつけられ、静を攫われてしまう。愛する静を取り戻すため、隼…

麻雀高校生無頼控

来賀嶺岸は私のタッキー&翼、ウェンツ瑛士と小池徹平。 心当たりがある前世の仲間は「来賀嶺岸はタキツバ」「来賀嶺岸はWaT」もしくは「ゴラクはワシのMステや〜!!!」というトラックバックを送ってください。

 ギャンブル地獄

古岡道夫/野村敏雄/志村裕次+北野英明 秋田書店(1976) 全1巻┃あらすじ ベカ辰はイカサマ用のバクチ道具を作る細工師。彼が取り組んでいる毛入りガンの花札には美女の緑發(恥毛)が埋め込まれている。ベカ辰は最後の「桐」の札に吉祥天の如き美女の緑發を…

 BS麻雀マンガ夜話 第3回「あぶれもん」

BS麻雀マンガ夜話の第3回「あぶれもん」を聞きました。 『あぶれもん』は最高の麻雀漫画です。それは今日でも色褪せることはありません。 たとえば『魁!男塾』などの昔のちょっとイッちゃってる漫画をいまネタ的に読むことについて、「昔はまじめに読まれて…

 麻雀五輪書その1 さらば乱れ牌

志村裕次+森義一 日本文華社(1986) 全?巻┃あらすじ 高知県F市に、地元の雀荘を荒らすならず者がいた。彼の名は山崎点心。点心の被害を受けた雀荘店主らの相談を受けた光明寺の住職は、点心をこらしめるため麻雀で勝負を申し込む。結果、カンだけで麻雀を…

麻雀執事

人様のお宅で「黒執事」のサイトを見せていただきました。イケメンバトラー大活躍とあって大変流行しているそうです。そんな「黒執事」が食卓用のナイフを構えているカット、あれ、似たような構図が麻雀漫画にもあるよなと思いました。 ここはひとつ近代麻雀…

 雀鬼無頼

吉田幸彦/梶川良+くずはら和彦 芳文社(1980) 全1巻┃あらすじ 大阪は関東の勝負師にはない独自の感性を持った勝負師を多く輩出した。勝負師(ぶしょうねり)! 魂である――。 通天閣のたもとの雀荘で行われた日本麻雀名人位戦の決勝では、関東の競技プロ・白…

 芳文社麻雀漫画リスト

オールド芳文社の麻雀漫画作品をリストアップしました。原作クレジットについては表紙クレジット以外に収録されている作品の原作者も入れています。 芳文社麻雀漫画はイカスものが多いので、表紙がヤバい気配を発していようとも高い値がついていようとも、脊…

 むすめ雀豪放浪記

横山まさみち 双葉社(1981) 全1巻┃あらすじ 麻雀道場の師範の娘・清水三保は道場破りに来た神戸の天和竜を倒したことをきっかけに、広い世界を知りプロ雀士になる志を立て、役立たずの東八をつれて家出して修行の旅に出た。ところがどっこい、三保は麻雀は…

麻雀本ポンチークラシコ!

阿佐田哲也没後20年*1を記念して?刊行されていた小学館文庫の「阿佐田哲也コレクション」全7巻が完結。 1 『天和をつくれ』 2 『ばいにんぶるーす』 3 『ヤバ市ヤバ町雀鬼伝 三〇〇分一本勝負』 4 『ヤバ市ヤバ町雀鬼伝 ゴールドラッシュ』 5 『先天性極楽…

 雀鬼

板坂康弘+和田順一 芳文社(1978) 漫画ルック掲載(連載は1977年9/21号〜) 全2巻 ┃あらすじ 嵐の夜、雀荘で役満を2回もアガッて懐を暖めた夏目五郎がアパートに帰ると、同棲していた恋人・夏美が殺されていた。夏美が全裸で抵抗のあともなかったこと、凶器…

 近代麻雀 11/15号

学園コメディという少年漫画王道な新連載「オオトリ」。王道らしい気持ちいい展開でした! いやー、アホはチンイツは鳴きます。むしろテンパイするまでにできるだけホンイツやトイトイにもっていくのがコツですね。とにかく鳴くんですよ。待ちがわかるまで………

 麻雀太閤記

原麻紀夫+鳴島生 芳文社(1981) 全1巻┃あらすじ 田舎の中の下流家庭に生まれた南条哲也は野望に燃える高校生。その野望のひとつめのステップとして、彼は東都医大への進学を目標においていた。彼はその進学費用・学費のため、麻雀で金をかせぎつつ猛勉強し…

トイメン 裏メン ぼくイケメン

各国の郵便切手を集め、燐寸のレッテルを集め、藩札を集め、富札を集めて娯楽とせる人多し。何がためにさる物を集むるやと詰る者あれば皆それぞれの口実あるべし。しかれども栓するところは、類聚に趣味ありとしてただ何となくおもしろしと言うにほかなから…

 麻雀蟻地獄

阪東太郎+中野善雄 桃園書房(1976) 全1巻┃あらすじ 凄腕の裏プロ・宮本哲生はニューヨークから5年ぶりに日本へ帰国し、横浜へ流れ着く。たまたま入った雀荘・東々荘で彼がポケットから「中」の牌が封じ込められた鈴を取り落とすと、マスターはその鈴を見て…

 mahjongまんが大王

喜国雅彦 竹書房(1990)┃あらすじというか概要 『mahjongまんが王』の続編。人気マンガを麻雀漫画パロディ化したもの。モトネタマンガは前作よりやや新しめ。装丁はまたも祖父江慎のため、無意味におしゃれ。そしてmahjongの文字がさらに小さくわかりづらく…

 近代麻雀オリジナル11月号

それはすべての鉄ちゃんの夢……マイ鉄道&マイSL動態保存ッ! 見よ! これが本物の私鉄だッ!!! というわけで「ワシズ」、羨ましすぎます。鷲巣様が大喜びで駅員ごっこしてしまうのもわかります。なんたってマイ鉄ですから。アメリカの超富豪は本当に路線&…

蛮勇

今週の天牌、八角さんパネェ。普通はリーチ後の危険牌を食う*1ところを黒流会のために唐突に食った八角さんに全員最敬礼ッ。 *1:寿司麻雀ではリーチ後の危険牌を3個まで食うことを認められています。

 雀鬼郎

志村裕次+北野英明 グリーンアロー出版社(1984) 第一巻/牙の巻、第2巻/狼の巻 全2巻 ┃あらすじ 新宿に現われたひとりの青年。出張で上京してきたかのような風貌の彼をカモと見込んで声をかけたのが運の尽き。彼、宗方清次郎は故郷・高知で高校教師をしてい…

 麻雀八犬伝

灘麻太郎+北野英明 グリーンアロー出版社(1984) 第1巻/呪いの血脈の巻、第2巻/黄金の闘牌の巻、第3巻/炎の終焉の巻 全3巻 ┃あらすじ 幕末の政変の最中、飛騨穴山の金山は穴山藩家老らの謀略により、歴史の闇に葬られた。……時は流れ現代……、謀略に加担した…

 雀鬼の群れ

戸川洋祐+司敬 グリーンアロー出版社(1984) 全1巻 ┃あらすじ 朽ちた壁の家が建ち並び、淀んだ川が流れ、路地裏に酔いつぶれた野郎どもがゴロゴロしている吹きだまりのような「陽かげりの街」……。昔からいた奴らはとうの昔にこの街を捨てて出て行っちまいや…

プルミエラムール☆グリーンアロー怪進撃 第3夜

もはや誰も食い付いてこないこのグリーンアロー出版特集を、私の聖司くんに捧げます。┃追記 ……と思ったらコメント欄に聖司くんが!!!!

 麻雀地獄旅

灘麻太郎+森義一 グリーンアロー出版社(1986) 全1巻┃あらすじ 昭和30年代後半。若かりし日の灘麻太郎は旅打ちの日々を過ごしていた。その旅の途上で出会った様々な麻雀打ちたちとの勝負の物語。 ■ 若き日の灘プロってこんなバタ臭ぇ顔しとったンけぇ〜? …

 麻雀黙示録

三田武詩+森義一 グリーンアロー出版社(1985) 全3巻(第1巻/還流編、第2巻/劫火編、第3巻/?) 3巻は未読。今後の展開が気になって仕方ありません……。 ┃あらすじ 記憶喪失となり、自分の過去を失った九十龍霧人が神戸に帰ってきた。彼は過去の唯一の手がか…

ボンボヤージ☆グリーンアロー怪進撃 第2夜

今夜は森義一作画による2作品です。 森義一(もり ぎいち/よしかず) 多くの麻雀漫画の作画を手掛けた漫画家。おそろしくバタくさい絵だが、愛嬌があり、丁寧に描かれているので読みやすい。主人公は犬顔で眉毛がごんぶと、オッサンはアシカ亜目顔、女性は顔…