TOKYO巡礼歌 唐獅子牡丹

麻雀漫画と昭和の日本映画と文楽(人形浄瑠璃)について書くブログ

 地獄でも泰山府君と麻雀で勝負だ!

昨日は横浜へ行って参りました。
中華街〜山下公園〜赤レンガ倉庫をブラ…ブラ…しつつ、海をボォーっと眺めたり、日が暮れてゆくのを国際客船ターミナルの上の芝生の丘でぼんやり眺めたり、夜になってからワールドポーターズでふらふらしたり……って、特にこれと言って何もしませんでしたが楽しかったです。

ジョーカーは元始天尊と姜子牙


中華街では中国古典物語トランプを購入し、ついに全種類…『西遊記』、『封神演義』、『三国志演義』、『紅楼夢』、『水滸伝』をコンプリートしました。
以前、『西遊記』のトランプを使えば、カードに描かれている登場人物の組み合わせで役を作るポーカーができるじゃん、という主旨の記事を書きましたが、実際買ってみたところ、三蔵一行はそれぞれエースの札に描かれており、普通にエースのフォーカードでした。ジョーカーは阿弥陀如来と観世音菩薩。強過ぎます。
ちなみに『封神演義』のジョーカーは元始天尊と姜子牙(太公望)でした。結構ベタです。『水滸伝』と『紅楼夢』は未開封のため不明。



ついでにチップ用に紙銭も購入してきました。


ビンタをあげますか?


紙銭とは、中国で死者に手向けられる紙製の供物のうち、紙幣を模したものです。
なんか「冥通銀行」とか「地府通用」とか「HELL BANK NOTE」とか書かれています。あと「行長:玉皇*1」…って書いてある…?なんだかこども銀行的ノリですが、本気すぎて感動を覚えました。
しかし、まさに地獄の沙汰も金次第、よいチップになりそうです。これで
「御無礼 首2ついただきました」
ごっこができます。
ちなみにこの紙銭、5000万ドル札です。
なぜ元じゃなくてドル?
1パック(¥210)あたり100枚くらい入っているので、1パック買えばつまり50億ドル分。大量に買い込めば、むこうぶちを通り越して運王レートができるよ!親倍直撃で破産させてやる!誠京麻雀も夢じゃない。でもあれは本当に現金でやらないと意味ないですね。


┃運王レートとは
片山まさゆき『運王』で登場する、麻雀漫画史上最高の高レート。1000点=1億ドル…だったがいろいろあって実際には1000点=1万ドルとなった。ちなみにむこうぶち最高レート、劉大人のお部屋の2000万ビンタもこれに匹敵する…って、福地誠『雀画バカ一代』に書いてありました。あの連載、またやって欲しいです。「体ん中の毒素をしこたま吸い上げる天牌」など、意味不明のキャプションが炸裂する麻雀漫画評論の最高峰!なお、全49回にわたる連載で扱われたテーマは『牌…知りそめし頃に…』の記事「『雀画バカ一代』を読む」にリストアップされています。ここでの雀バカ講読も第0回で止まっているので残念です。


ちなみに中国では、このような紙製の供物のなかに、紙でできた麻雀セット(麻雀牌とサイツのセット)もあるようです。地獄でも判決を巡って麻雀で勝負だ!




以前、中国古典物語トランプの記事を書いた際、昔の麻雀牌…というかそのもととなった馬吊には水滸伝の登場人物の絵が描いてあったというコメントをいただきましたが、今日たまたま読んでいた島尾伸三『中国庶民生活誌 裏街春秋』という本の「打麻雀」というコンテンツに、麻雀牌に水滸伝の登場人物が描いてあったその理由が書かれていました。やっと話がつながりました…。なるほどです。ありがとうございました。

*1:玉皇上帝。道教の最高神。