またも麻雀漫画じゃないんですが、テーブルゲーム漫画ということで。
その昔ヤンマガか何かに連載していた片山まさゆきの漫画で、大学生4人が宝くじで当てた金を元手に喫茶店を開店するという出だしではじまります。主人公モカ・マタリくん、ガテ・マラ夫、マンデ・リン、キリ・マンジェロウら経済力学研究会の面々は、操業資金を確保するため、その店に来るお客さんに勝負を挑み、UNOやインディアンポーカー、大富豪、ダウト、変則五目並べといったテーブルゲームでのギャンブルをする…!という漫画なのですが…、これがすごくおもしろい!麻雀漫画となるとハードルがちょう高くなりがちですが、この漫画は誰でも知ってるようなテーブルゲームが中心なので気軽に読めます。かつ、それぞれのテーブルゲームのルールが解説されながら話が進んでいくため、もし知らないゲームが出て来ても平気です。
ノリ的には『ぎゅわんぶらあ自己中心派』の寿司麻雀やリクルート麻雀に近いです。もちろん現実的にできるゲームもいっぱいあるので、「インディアンポーカー」や「オール」は、片チン好きやテーブルゲーム好きが群れたときにはぜひやってみて欲しいです。もちろん、賭けたほうがおもしろいルールのものばかりなので、マッチ棒とかたばことか駄菓子とか、チップの代わりになるものがあるといいですね。現金を直接賭けるとエゲツナイのでやめましょう。
┃シャキシャキ・カフェ メニュー
- 競馬
- インディアン・ポーカー
- UNO
- 野球
- カンケリ
- 大富豪
- 人間競馬(但し水着ギャル水泳大会)
- 神経衰弱&変則神経衰弱@ミドリガメ
- 五目並べ
- 都心鉄道路線七並べ
- 人間ダウト
- 変則運動会
- カード戦争(トランプの「戦争」を財布の中のカードで行う)
- 3×3のマス状のパネルをあけていくゲーム(クイズ番組みたいなやつ)
- 欠点ルーレット
- オール
- カラオケしりとり
麻雀とかポーカーとか花札とか、難しい&手間がかかるゲームはないのがポイント!誰にでも・誰とでもサクッとできるゲームばかりです。どのゲームも子供のころから知っているようなもの・あるいは聞いてすぐわかる簡単なルールのものですが、心理戦になると、途端に高難易度になるものばかり。インディアンポーカーなんてその代表例!押しどころと引きどころ、ブラフのつかいようが勝負の明暗を分けるちょっと大人の本気トランプゲーム、でもモノホンの博打じゃない。そんなスウィートさがステキな漫画。
何より、仲間同士わいわいきゃっきゃきゃっきゃしてる楽しそうな雰囲気がいいです。片山まさゆきの持っているスウィートさが爆発しています。下らないことでぎゃーぎゃー騒いで盛り上がって、変なこだわりをつきつめて自己満足して、後になって皆でバカなことしたよねーとか言い合うような、そんなノリが好き!
それに、やっぱりテーブルゲームは多少のギャンブル性があったほうがおもしろいです。将棋とか囲碁だと、何十回やってももともとの腕の差が歴然と出た結果になりますが、毎回状況が変わるテーブルゲームだと、誰にでも一発逆転のチャンスがありますし、なによりそれを利用しての勝負相手との駆け引きがおもしろいですからね〜。
そう言えば、ざわけっとでインディアンポーカーをしていたとき、周囲にいた方に「ケロロのアカギパロ?」みたいなことを言われたのですが…、『ケロロ軍曹』のアニメで「インディアンポーカーをやってる鷲巣様?とアカギ?」という画像が流れたそうですね。だいぶ前の話ですが。私はその放送を見ていないのでどーゆーいきさつでそうなったのか知りませんが、インディアンポーカーと言ったら私の中では片山まさゆきです。でも、カワイイ絵しててえっらいマニアックだったり、わかる人にはわかるパロディが多用されていたり、本気で競技ルールの雪合戦をしたり、『ケロロ軍曹』も結構片山まさゆきのノリと似てるとこありますね。舞台が吉祥寺だし。