TOKYO巡礼歌 唐獅子牡丹

文楽(人形浄瑠璃)と昭和の日本映画と麻雀漫画について書くブログ

 第1夜 天牌II

麻雀漫画のVシネの感想です。現在、新宿のツタヤのVシネコーナーの麻雀ものが大量に借りられているのは私のせいです。


第1夜の今日は『天牌II』。なぜいきなりIIからなのかと申しますと、Iが置いてなかったからです。天牌のVシネは近々DVD化されるらしいので(『マンセンゴ.net』さんに紹介記事が掲載されています)、Iはまあそのときに。

収録されているのは学生麻雀大会・前編のエピソード。「王者の麻雀を見せつけてこい!」や海輝との出会い、隆さん刺される、学生麻雀大会中盤などのエピソードが展開する。原作2〜5巻くらいの内容を切り張りして構成されていますが、脚本の運びに違和感はありませんでした。多少話がはしょられているものの、原作を読んでいれば問題なく観る事ができます。


とりあえず一言。
瞬ちゃんがちっとも可愛くないアルよ遼チャン!
ナンカチガウヨ!
瞬、なんで黒沢さんよりおっさんくさいのでしょうか。
遼チャンがアカギで言うと矢木さんみたいな顔してたのもなんとも言えない味がありました。嶺岸系美形は実写化不可能ということが痛いほどわかりました。でも、初登場したときの遼チャンの雰囲気には似ていますね。一方黒沢さんはと申しますとこぎれいです。普通にかっこいい。ほか、市居や稲垣八段など、別に原作では地味めなおっさんキャラは全体的に結構よかったです。とりあえずいきなり立会人役で小島武夫プロが出てきたのには爆笑しました。そして海輝のおとうさん役には安藤満プロ。他にも多井隆晴プロも出演されていたそうですが、みっちり見ていなかったので見逃しました。学生麻雀大会の会場で登場していたのかな?なんにせよカオス…!
麻雀のシーンは特別派手な演出もなく、普通でした。麻雀漫画が原作ということを踏まえると、麻雀のシーンはアカギ(Vシネ・矢木戦)のほうが漫画の雰囲気が出ていておもしろかったですが、天牌だってことを考えるとこれがいいのかも。



Vシネなので仕方ありませんが画質が悪く、そのへんのDVで撮ったであろう画像なのがきつい。なんか学生時代を思い出します。*1

*1:学生時代は映画研究会でした。鑑賞じゃなくて映画を撮るほうの。