TOKYO巡礼歌 唐獅子牡丹

麻雀漫画と昭和の日本映画と文楽(人形浄瑠璃)について書くブログ

 神の声が聞こえるぅぅぅ〜〜〜〜!!!

┃次郎長放浪記 第16話 神の御国
原恵一郎+阿佐田哲也 『COMIC乱』連載

弟・政繁を救出せんがため、単身獄衍島へ乗り込んだ政。彼がそこで見たものは、容赦なく惨殺される咎人と、彼等を裁くキリシタン?たちの姿だった。さらに、やっとの思いで見つけた政繁はキリシタン?たちに「マルコ様」と呼ばれており、この島に神の国を造ると言って政を拒む。そこに現われたのは先程咎人を斬り殺していた居合い使いの男、そして謎の異人さんバテレンクーマン神父だった。クーマン神父は言う。「神の前で裁きを受けなければならない」と。そして、政が連れてゆかれた教会の中には、十字架に磔にされた人身猪頭の「神」がまつられていた…。


今回の展開、かなり漫画的におもしろいです。ほんとに普通におもしろい。政が異形の神*1を目撃するというラストシーンにはかなり引き込まれました。それにつけても異形の神を祀る離島の隠れキリシタンとは…いつ稗田礼二郎が現われてもおかしくない展開です。
しかしまたもや無意味までの直球のイケメン居合い使いが出てきたのにはちょっとびっくりしました。第1話の扉に登場していた着流しの人ですね。第1話だけはずっと前に呼読んだ事があり、そのときから「このイケメン様はどちら様?」と気になっていた人ですが、この人が次郎長一家にどのような影響を与えるのか楽しみです。原先生の描くイケメンは、2代目飛び甚といい白河京介*2といい、何のひねりもなく直球にめちゃくちゃ強かったりするので、この人が今後政と闘ってくれることを期待します。

*1:ところで先日、仕事で、来年のカレンダーの表紙を作るというものがありました。トレーシングペーパー+本紙でできているという仕様なので、トレペの透け感を利用したデザインをするという仕事だったのですが、私が当初出そうとしていた案は、「本紙に人間のバストアップ写真、それに重ねるトレペの上に猪の頭を描いて、2枚重ねると人身猪頭に見える」というものでした。危うく原先生とカブるとこだった。危ない危ない☆

*2:『巌流小次郎』に登場する公儀隠密の柳生新陰流剣士。イケメンだが、髪の毛で隠れている左目に傷があるあたり、『凌ぎの哲』でいうと三井。