TOKYO巡礼歌 唐獅子牡丹

文楽(人形浄瑠璃)と昭和の日本映画と麻雀漫画について書くブログ

 今月の天牌外伝のアオリは「若き力は時に激しく時に危うい… かつての自分がそうだったように――。」

今月の別ゴラには各作家からの震災お見舞い&励ましの言葉が掲載されている。もちろん我らが来賀嶺岸両先生も丁寧なコメントを書いていらっしゃった。しかしもちろん本編はウルトラマイペース。癒されるわ……

  • 来賀友志+嶺岸信明天牌外伝」第156話◎受け継がれたもの
    • だから耕介はなんであんなイモみたいな格好をしているのか。
    • 外伝6巻「いつか見た麻雀」に登場した松戸のかわいこちゃん、佐高のせがれ君*1がよもやの再登場。じつに6年の歳月を経ての再登場でした。
    • 佐高のせがれ君は当時もやんちゃだったが実は思っていた以上の超やんちゃだったという話。ヤクザに睨まれても屁のカッパ、ふんぞり返って「6000オール」とか言うてるあたり、将来沖本先生になれる資質を感じる。
    • 黒沢さん、それを言うなら「指の2〜3本」では……
    • 闘牌が派手だな。もちろん佐高のせがれ君はそういう麻雀を打つ子、という設定なのだが。黒沢さん、前も役満ツモってなかったか。
    • 黒沢さんはかつて簀巻きにされて川へ放り込まれたところを佐高パパに助けられたそうだ。ところで「簀巻きにされて川へ放り込まれる」ってシチュエーション、実写で観るとすごく面白いよ。「まむしの兄弟」という映画に何回か出てくるんだけど、菅原文太川地民夫が簀巻きにされて川へ放り込まれるたびに私、いないいないばあをされた幼児が如くキャキャキャと大喜びしてました。
    • まあそんなこんなで佐高のせがれ君も黒沢さんにハートをツモられて、いつもの来賀ENDでした。磐石感パネェ。この子が黒沢さんに懐いたのは、黒沢さんの説教を理解したというより、黒沢さんが自分より麻雀強いからとしか思えないところがまたすごい。そのうちパパが出てきて親子丼になってしまいそうで、わりと本気で恐い。

*1:かつてこの坊やと黒沢さんが雀荘で偶然同卓したとき、その麻雀を観て旧友・佐高さんの息子だと見抜いたというちょと気持ち悪いってか恐い話。麻雀はDNAレベルのことらしいです(一見日本語がおかしく感じられますが、そうとしか言いようがない展開だったんです)。黒沢さんがクローン黒沢を知っていたという衝撃のラストが印象的。