2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧
「あきのひとならば」というテレビドラマがあったそうだ。いまからおよそ60年前、1959年(昭和34年)、設立2年目の関西テレビが文部省芸術祭参加作品として制作した単発の1時間ドラマだ。脚本は、溝口健二作品をはじめ古典題材の映画脚本で知られる依田義賢…
忠臣蔵夏の部。今回の第二部は早々にチケットが完売。最後列に補助席も設置され、舞台も客席もにぎやかな公演になっていた。 ■ 五段目 山崎街道出合いの段〜二つ玉の段、六段目 身売りの段〜早野勘平切腹の段。 今回の配役が発表されたとき、勘平が和生さん…
第一部の『かみなり太鼓』だけ引き幕が定式幕でなく、特製のものだった。踊っているのは妖怪さん? ■ まず最初は『日高川入相花王』。 上演前に、定式幕(このときは橙・黒・緑の普通の幕)の前で、小住さんによる解説がついていた。「道成寺は、ここから歩…
プロモーションで「残酷」「大人向け」等の言葉が使われていて、「文楽はいつも残酷で大人向けなのでは……???」と思っていたが、なるほど。 ■ 初右衛門は、以前、玉男さんが「人を斬る役はゾクゾクする役、初右衛門とか」とお話しされているのを聞いて、ど…