TOKYO巡礼歌 唐獅子牡丹

文楽(人形浄瑠璃)と昭和の日本映画と麻雀漫画について書くブログ

2016-08-01から1ヶ月間の記事一覧

文楽 内子座文楽『仮名手本忠臣蔵』内子座

夏休みスペシャルで四国出張。愛媛県の内子町にある大正初期の芝居小屋「内子座」での公演に行ってきた。 内子は松山から特急で30分ほどの静かな町。町中にはコンビニやチェーン系店舗、華美な最近の建物がまったくなく、古い風情をとどめている。駅から民家…

文楽 7・8月大阪公演『新編西遊記 GO WEST! 玉うさぎの涙』国立文楽劇場

おこさま向け公演。初の平日観劇だが、場内ほんとうにおこさまがいっぱいで驚いた。というか、周囲、私以外みんな親子連れ。所々に普通の(?)文楽ファンの方の姿も混じっているが、おこさまがびっしりしていて気絶しそうになった。「親子劇場」と銘打たれ…

文楽 7・8月大阪公演『金壺親父恋達引』国立文楽劇場

新作ということで熱心に告知されていたが、正直、実際に観るまではまったく期待していなかった。新作ってまあイロモノでしょと思っていて、技芸員さんたちが頑張ってるならと応援の意味で観に行った。が、実際には夏休み公演の演目の中では一番驚いた。普通…

文楽 7・8月大阪公演『薫樹累物語』『伊勢音頭恋寝刃』国立文楽劇場

大阪へ行くことに抵抗がなくなってきた。 今回は3部構成で、1日のみで全部観るのは大変そうなので、1日目に第2~3部、2日目に第1部を観る小旅行にした。東京~大阪を新幹線移動にするのは飽きたため、行きは飛行機移動。早期予約の低価格時間帯で取ったので…

文楽 6月東京・文楽若手会(文楽既成者研修発表会)『妹背山婦女庭訓』国立劇場 小劇場

キャンセル待ちをしてチケットを取った。公演直前に主催者側へ戻ってきたキャンセル分が国立劇場チケットセンターに出るのを、サイトに貼り付いて待った。国立劇場チケットセンター・プレイガイド各社の取り扱いともにすべて完売になっていたはずなので、ど…

文楽 6月大阪・文楽鑑賞教室『二人三番叟』『夏祭浪花鑑』国立文楽劇場

東京の鑑賞教室が取れなかった悲しみで行ってしまった。鑑賞教室大阪公演。 東京の歌舞伎座の一等席が2万円近いことを考えると、観劇料が手頃な文楽を東京から大阪へ観に行っても安いもんである。交通費を払っても、大阪の方が東京より良い席を取りやすいこ…

文楽 5月東京公演『絵本太功記』国立劇場 小劇場

本公演はチケット取れたのだが、同時上演の鑑賞教室『曾根崎心中』の席が取れず……、悲しみのあまり、すぐさまあぜくら会(国立劇場の会員組織、チケットの優先購入権がある)の入会申し込み手続きをした。団体予約優先で一般が取りにくいのはわかる。でも、…

文楽 4月大阪公演『妹背山婦女庭訓』国立文楽劇場

渡世上あまりに許しがたきことがあり、気分転換で突然大阪へ行った。 文楽劇場へ行ったことがなかったため、どういう席がいいかを国立劇場のチケットカウンターの方に相談した。文楽専用の舞台のしくみ(舟底構造)、字幕システムの東京との違いのほか、人形…

文楽 2月東京公演『義経千本桜』国立劇場 小劇場

何年前になるだろうか、フィルムセンターで早稲田大学所蔵の日本映画最初期の作品が解説付きで上映されるイベントがあった。最初期も最初期の作品なので、もはや撮りっぱなし状態。それで何を撮っているかと言えば、歌舞伎。解説の講師も歌舞伎関連の方で、…