TOKYO巡礼歌 唐獅子牡丹

文楽(人形浄瑠璃)と昭和の日本映画と麻雀漫画について書くブログ

2009-03-01から1ヶ月間の記事一覧

 鬼哭雀士

水谷潤[原作] + 浜田芳郎*1[作画] 実業之日本社「傑作麻雀劇画」1988年1〜3月号掲載 全3回 ┃あらすじ 北陸T県の鬼哭村の旧家・天堂家の嫡男・凶児は面をつけた父や母、いいなづけと麻雀を打ち続ける日々に嫌けが差していた。怒りを露にする凶児に父は天堂家…

アーカーギ 〜闇に降り立った吸血鬼〜

本日ご紹介する作品は、バブル期に存在した麻雀漫画雑誌に掲載されそのまま時空の果てに消えた作品です。 「傑作麻雀劇画」は1979〜1988年に実業之日本社から発行されていた麻雀漫画雑誌。 私が確認したのは休刊直前の1988年のもので、青山パセリ(青山広美…

 売人勝負嵐

梶川良[原作] + ほんまりう[作画] 日本文芸社 1986 全1巻 ┃あらすじ 昭和39年。金貸し屋・天国会を訪れた博徒「カミソリ健」は一千万円の融資を要求する。その担保はこの黄金の右腕! ……などということが通用するはずもなく、ボコられておっぽり出された健に…

中釜さんBUKKAKEられ事件

最近、「ゴラク」がますますおもしろすぎて困ります。ゴラクつながりということで、ニーズは皆無かと思いますが、梶川良+ほんまりう『指ぐれ』(日本文芸社)の記事に単行本未収録分のあらすじを補いました。この作品は86?〜88年1月にいまは亡き「麻雀ゴラク…

 撞球水滸伝

中野喜雄 日本文芸社 1988 全1巻 ┃あらすじ 日野珠美。彼女は伝説の撞き師「撞きの竜」の孫娘として数々のテクニックを仕込まれて育った。珠美を裏ビリヤード界で行われる「極玉」……マッセ(垂直撞き)による曲球選手権の頂点を極めるハスラーに育て上げる、…

 やわ肌雀士

志村裕次[原作] + 森義一[作画] 桃園書房 1978 初出不明、作品内のカレンダーは1976年になっている。 全1巻 ┃あらすじ 流れの女雀士、リッコ。美貌のなかに陰りと激しい気性を秘めた女豹。彼女に手を出した者は二度とは太陽を拝めなくなる。彼女はさすらいつ…

 ルード戦士 ラスタパイ

狩撫麻礼[原作] + 守山大[作画] 双葉社 1986 「別冊近代麻雀」(竹書房)連載 「ラスタ牌」改題 竹書房版単行本あり 全2巻(上・下) ┃あらすじ とある雀荘でボロ負けしてしまった下村春樹。鉄砲(無銭)で打っていたのがバレて勝ったオッサンにとっちめられ…

 雀剣示源流

吉田幸彦[原作] + 北野英明[作画] 実業之日本社 1983 「週刊漫画サンデー増刊」1982年1月、7月、83年1月他掲載 全3巻(既読は2巻まで) ┃あらすじ 鹿児島は士学館高校の剣道部員、黒神剣士と伊集院学は、野球部の豪腕投手・国分の投げた麻雀牌を竹刀でたたき…

桜島も興奮なさっていなさる

本日早朝、桜島が爆発的噴火を起こしました。 桜島といえば来賀友志+嶺岸信明『あぶれもん』(竹書房、1985)で健三さんのリーチによって?噴火した火山。 捨て牌: ほか、を捨てて下家(啓一)にポンされている 啓一、剛志さん、チー公との対局がはじまって…

 阿羅漢 ―麻雀亜空間殺法の書―

安藤満[協力] + しもさか保[作画] 竹書房(発行:1巻/1991、2巻/1992、3巻/1993、4巻/1993) 「近代麻雀オリジナル」(竹書房)1991〜1993年連載 全4巻 ┃あらすじ 昭和40年、東京。高校2年生の神崎充は、腕試しに入った雀荘で麻雀のおもしろさに目覚めた。自…