TOKYO巡礼歌 唐獅子牡丹

文楽(人形浄瑠璃)と昭和の日本映画と麻雀漫画について書くブログ

 近代麻雀 2011年2/15号

  • 来賀友志+嶺岸信明「麻雀群狼記 ゴロ」 [第36話]VS荒川
    • 七三分けのイケメン・荒川さんと安ちゃんの対決、佳境に。
    • 「どやった」って、北田ハン、出身どこでっか。私、北田ハンの顔を見るたび一輝兄ちゃん(片平にケツに敷かれた後の)を思い出すんですが……。
    • 安ちゃんらしい配牌ってすごい言われようだ。しかし、苦境からちまこらアガってオーラス前にして荒川さんを上回るとはさすが一応主人公。
    • 安ちゃん 絶対に俺と一緒にプロになろうぜ、で以下次号。よもやの小山さん参戦で安ちゃんを巡る恋のさや当てがはじまる感じですかね。そんなわけないですか。そうですか。
    • 近麻はまだ宣伝してないんで私が宣伝、『ゴロ』実写化の情報はこちら→http://d.hatena.ne.jp/yomota258/20110110#1294668045
    • 単行本は2/17発売。その頃って確か天牌も雀首も単行本出るはず。来賀ウイークか。
  • 青山広美+山根和俊「バード」
    • お、なんかオリジナルよりおもしろそうな幕開け。
    • 私、オリジナルはあの最後の全自動卓天和のトリックがなあなあで流しすぎだと思ってます。なんていうか、美味しいぎょうざ屋でぎょうざのレシピを聞いたら、「皮に具を挟んで焼く」って答えられたかのような印象があるんですわ。ザックリすぎという。シンプルかつ合理的、それでいて意表を突くタイプのトリック盛り込むギャンブル漫画が当時はそんなになかったからあれでよかったんだろうけど、今は通用せんだろうからね。なんで、現代版のこの「バード」ではそこんとこもっとスマートになるんだろうなって思ってます。
    • あと、沙羅がかわいくなっててよかったと思いました。でも初登場するシーンはやっぱ着物がよかった! それと、蛇は生理的なきもさがなくなって、納得のいくきもさというか、さわやか蛇になってたね!!
  • 片山まさゆき「満潮!ツモクラテス」
    • 努力してその先に何かある世界、そうであったらどれほどよかったことだろうか。
    • 片チンは、本当は、感じ方次第だなんて曖昧なもんじゃなくて、誰がどう見ても努力が報われる世界だよと、言ってあげられる世界ならばよかったと思っているんだろうな。私は、考え方を変えていまの自分の境遇を幸せだと思いこませるのって、ものすごく危険だと思う。片チン、本当はそれをよくわかっていて、そういう子を助けてあげられる力がないという無力感を感じたことが多々あるんじゃないのかな。そのへんを直球で描いて欲しい。