TOKYO巡礼歌 唐獅子牡丹

文楽(人形浄瑠璃)と昭和の日本映画と麻雀漫画について書くブログ

 今週の天牌のアオリは「呼吸し続けろ。勝ちてぇなら。」

湯けむり全裸雀荘メンバー殺人事件 〜越前ガニ三暗刻

(これまでのあらすじ)……かくして晃は全裸死体となって発見された@あわら温泉。駆け付けたのは木原、津神そして通天閣倶楽部のオヤジ(鳴海はンはショックのあまり倒れたのでいません)。変わり果てた姿となった晃の傍らには不自然にも1組の麻雀牌セットが転がっていた。そして、通天閣倶楽部のオヤジは木原と津神を東尋坊に呼び出す。眼下には日本海の荒波がしぶきを上げ、吹き荒れる風の音は亡霊の叫びのようにこだまする。

通天閣倶楽部のオヤジ「わかったでェ!!!」
木原「オヤジさんほんまでっか!! 晃を殺した犯人は誰なんや!!!!」
オヤジ「まずこれを見てみぃ。これは晃が死んだとき手に持っとった麻雀牌セットや。」
木原「あっ!? この麻雀牌セット、おかしいでェ!? 發が1枚ものぉて、代わりに白が8枚も入っとるわ!!!!」
オヤジ「そやで!! これこそあき坊が遺したダイイング・メッセージや……」
木原「ゴ ゴクリ……」
オヤジ「まずは白、これはツルツルを表わしとる。なにがなくなってツルツルになっとるんかっちゅうと……それは「髪の毛」や!!!! 三元牌の發は「髪の毛」の意味や! つまり發がないのは「髪の毛がない」ことを表わすンや!!」
木原「ま、まさか!!!」
オヤジ「あき坊を殺した犯人は!!!!!!!!」

  • 来賀友志+嶺岸信明天牌第569話……悪魔に魂を
    • 10年前の大阪。関西麻雀選手権大会、最後の1局。晃クン、カンドラもろ乗り。
    • 若くてかわいくて純粋で汚れなくて気立てがよくて、誰からも愛され誰をも愛し、才能にも運にも恵まれて、麻雀めっちゃ強い。天性の輝きほどまばゆいものはない。その輝きを、あなたは素直に受け入れられますか? 自分がこんなに努力しているのに、なにも努力をしていないように見える彼があんなにも輝いているのを許せますか?
    • てなわけで津神先生、晃クンのカンドラもろ乗り&その上裏ドラもろ乗りの12000は12100オールになにか衝撃を受けたご様子。瞬のまばゆく輝く才能に嫉妬していたよっちんはああなったわけだけど、津神先生は違う。津神先生は10年経ってバリバリブイブイの現役である。さてさて、津神先生は晃クンへの嫉妬心をどう解消しちゃったのか。よっちんに同情?していたのはそういうことなのか。
    • いやもうそれはいいんですよ。それよか今週は本当おかしいですよ。
    • 誰もがツッ込んでることと存じますが、「副賞としまして優勝・準優勝のお二人には福井への温泉旅行が贈呈されます」ってどういう意味????? 優勝と準優勝の人はペアで温泉旅行に行かされるという意味にしか取れないんですが。………???????
    • ちなみに男同士でしっぽり温泉旅打ち紀行する麻雀漫画はコチラ(もちろん福井のあわら温泉にも行ってます)
    • もう、自分がおかしいのか、それとも来賀先生がおかしいのか、嶺岸先生がおかしいのか、担当編集者がおかしいのか、はたまた全員おかしいのか、全く意味がわかりません。福井編が始まるなら福井編が始まるで全然オッケーで以下次号。津神先生の言う「悪魔に魂を売る」って何なのか。へえ、このハゲが悪魔なんかの力を借りてるとは知らなかったよ。やはり髪の毛をイケニエにして何かの呪術を使ってたんですかね。
    • 土下座と言えば中釜さん。立派な土下座でございました。