TOKYO巡礼歌 唐獅子牡丹

文楽(人形浄瑠璃)と昭和の日本映画と麻雀漫画について書くブログ

 雀首-Jang Kubi- 第11話「まがいの牌(1)」

    • 今回は来賀先生てんこもりフルコースでした。
    • またも街場のフリー雀荘にいるジョー様。最近完全に雀荘→勝負→雀荘→勝負→雀荘→……になってきてるな。背景のハゲオヤジがチャンタをテンパイしている裏でジョー様がなんやようわからんドラ切り。私もドラ切りですね。なぜドラを切るのかというと、変なとこ切るとまた同じ色を引いちゃったときに待ちがわからなくなるから。どうだ、理路整然としているだらう。
    • 来賀作品で役を申告するのは非常に珍しい。昔の未単行本化の読み切り作品には若干あるが、基本的には言わないよな。やっぱ一般誌は言ったほうがいいと判断して入っているのだろうか。
    • そして始まるジョー様の回想。その昔ジョー様は塔矢クンみたいな髪型の学ランのセイガクでした。弟*1は相当歳離れてるみたいだけど、話を聞く限り実の兄弟っぽい。
    • 来賀先生って、寝盗られ話好きだよね。何も考えていらっしゃらないだけかも知れませんが(失礼)。
    • ……っていうか、お父さん、なんで再婚したの?
    • ジョー様、昔は障子の影から見守る(?)だけだったのね。義を見てせざるは勇なきなり。
    • ジョー様の父のもとに二ヶ月も拝みに通って弟子入りした尾上って男。ジョー様は尾上に嫉妬していたらしい。……来賀先生の父・息子の話って不思議な話が多いよね。「牌のレクイエム」の主人公が自分とお父さんの名前で相合い傘を書くくだり、本気で意味わからなかったなあ……。
    • で、お父さんは自殺。とけよ封印呼べよ嵐な怒濤の過去話、何より尾上ってヤツがナチュラルにキモい。この作画の人、キモい顔のドサンピンを描くのが異様に上手い。第1話でもとくいげに300・500をツモるドサンピンが相当輝いていたが、だんだんすごくなってきて円熟味を帯びて参りましたな。
    • バチコーンと引きヅモしたら牌が割れて尾上怨み殺したるからなで以下次号。すいません牌が割れたのにはさすがに笑いました。でも一応8pじゃなかったですはい。
    • だいぶストーリーが進んできておもしろくなってきた。天牌の8倍くらいのスピードで話が進むな。いままで3号載ったら1号休みペースだったが、次号は合併号につき休載せず掲載の様子。
  • ていうか「ギアラちゃん」。むしろ妻子持ちのほうがええやん。(ゲボ美以下のゲス発言)
  • 私が「プレイコミック」において雀首以外で最も楽しみにしている漫画は「刺すか笹塚」。私の荘さま*2は日本語で話すときはゆるふわおっとり女子喋りですが、中国語になるとガトリングガンのように喋ります。

*1:名前は啓二。さすがに「けんじ」にするのは自重なすったご様子

*2:あ、荘さまと言うと相当のイケメンを想像されるかもしれませんが、どっちかってぇと「香港映画に出てくる、普段は寡黙に肉だんごを茹でているが闘わせると鬼のように強い屋台引きのトッツァン」って感じの顔です☆