TOKYO巡礼歌 唐獅子牡丹

文楽(人形浄瑠璃)と昭和の日本映画と麻雀漫画について書くブログ

 近代麻雀 1/1号

ひぐらしの哭く頃に 雀」→「ゴロ」という掲載順がすごすぎてすごい。これから毎月1日号ではこの「板子一枚下は地獄」が毎号展開するのか。でも、「ひぐらし」と「ゴロ」*1って昭和50年代仲間だよね!!! なかよくしてね!!!!!

  • 来賀友志+嶺岸信明「麻雀群狼記 ゴロ」
    • 伊原さんとの対決、ついにオーラス。その結果は……!?
    • 安ちゃん、残念!!!! 伊原さんの国士十三面張に振り込んで逆転負け!!!!
    • でも、安ちゃん、めっちゃカッコよかったで!!! 男前やった!!!!!! ええ負けっぷりや!!!!!
    • 伊原さんがプロを意識して打っていたとは知らなんだ。ただの雀ゴロかと思っていた。安ちゃんに感化されたってことなのかしら?
    • そして最後、涙でグチャグチャになりながらラーメンを啜る安ちゃんがめっちゃかわいい!!! しかも勝負服のまま。このコ、どっかで着替えたとかじゃなくて、家からこのカッコで来ちゃってたのね……。安ちゃん、歴代来賀嶺岸主人公の中で最もかわいいコやね。こういうコはいままでいなかったんじゃないのかな?
    • 最後に衝撃の事実が発覚。最終ページの柱の文言、「安斉、同世代のライバルに涙の敗戦。雪辱を期す!」。伊原さんって安ちゃんとおなじくらいの歳(28歳)だったの? もうちょっとおにいさんかと思っていた。いや、そこまではいい。問題は、それだと伊原さんのセイガク時代の同級生だった窪田ハンもまた28歳前後になるということだ。……………ウソだッッッッッ!!!!!! 窪田ハンは10浪くらいしたんですよね!?!?!? もしくは苦労なすって社会人になってから大学行ったとか!!!! 老け顔すぎるやろ!!!!!!!!
    • そういうわけで、いまどきないくらいに超王道展開でした。『天牌』がかなりアサッテの方向にカッ飛ばしているぶん、「ゴロ」は王道でいくのかな。王道麻雀漫画大好きの私としては嬉しい限り。ただ、「ゴロ」で初めて来賀嶺岸を読んだ方が「ゴロ」及び来賀嶺岸をどう思ったのか、感想を伺ってみたい。そういう「キンマは読んでるけど天牌全く読んでない」っていう人はどれくらいいるのかしら? 逆は多そうなんだけどね……。それならそれで「ゴロ」によって『天牌』読者をどれだけキンマに引っ張れたのかしら……。少なくとも私はキンマを発売日の朝に買うようになった*2ので、効果はあったと思います。
  • 山田J太ひぐらしの哭く頃に 雀」
    • 今回はまだイントロかな。しかし、来賀嶺岸の前で「本格闘牌」と謳うからには覚悟完了してるってことだよな? さあ、(るンば)を踊ろうぜ若いの!!!!
  • 大和田秀樹「ムダヅモ無き改革」
    • 右の牌を打たれたら左の牌も出しなさい
    • ペテロよ人は役のみに生きるにあらず、表示牌からなる一つ一つの裏ドラによって生きるのである
    • 千点棒のある者は幸せである
    • 主よ、このハコをあなたの御手にゆだねます
  • 福本伸行「アカギ」
    • アカギ大ピンチということだけ台詞でわかるけど、裏ドラ引くのに時間がかかりすぎて、いま何がどうなってるのか全然わからん!!!! 頼むから裏ドラはアガってから2コマ以内でめくってください。
  • 天獅子悦也「むこうぶち
    • 「裏は乗っていません」に続く謎の発声「リーチは成立していません」が登場。
  • あと、巻頭カラーページに朽葉狂介が笑顔で写真に写っていて、本当によかったと心の底から思った。

*1:安藤満プロが28歳だったころを舞台にしているとすると、「ゴロ」の舞台は1977年(昭和52年)頃。

*2:いままでは夜。下手したら数日後に買ってました……。