TOKYO巡礼歌 唐獅子牡丹

文楽(人形浄瑠璃)と昭和の日本映画と麻雀漫画について書くブログ

 カリスマ

来賀友志+花小路小町 芳文社(2001)
週刊漫画TIMES 2001.5〜連載
全4巻(既読は1巻のみ)


┃あらすじ
15年ぶりに再会した親友同士、内藤竜聖と小杉宙一。ふたりはそれぞれ芸能プロダクションの社長、医者になっていた。かつて誓いあった野望を実現するため、ふたりのゲームが今はじまる……。




芸能もの+医療もの+成り上がりもの。
いまどきのオヤジ漫画誌でトレンディな内容、ハッタリが効いた勢いがおもしろいです。「たかがミリオンを連発したくらいで天下をとったつもりか!!」と怒鳴る主人公には「たかが役満張ったくらいで最大級の暴牌とは」の影を見ました。いや、そんなことより、この漫画、別の意味ですごすぎます。なんというか、これは(以下、男子禁制)
俗に言うBLというやつではないかと……。
ひとまず竜聖と宙一がすごすぎ。扉は毎回このふたりのツーショット。
そして、竜聖には彼に心酔している部下(メガネスーツ男子で国際ライセンスA級の走り屋)、宙一には彼が育てたも同然の弟・有司(国家公務員一種合格の超天才)がいます。



↓再会を祝して


↓高校生時代。竜聖と宙一の出会い。レイモンド・チャンドラーマックス・ウェーバーを一緒に読んでいる人なんて、初めて見ましたから……。


↓そして別れ。ふたりは十五年後の再会を誓う。


↓宙一は両親亡きあと弟・有司を大切に育ててきた。


↓竜聖に心酔する部下、玲二は竜聖の心を独占する宙一に嫉妬する……。


↓走り屋のヘッド・シンとドライブする竜聖。


↓新宿の夜景を見下ろすレストラン。竜聖はシンを歌わせるため、街を停電にする。


↓停電をつくりだすための値段は1億円……。


いや〜いろいろとすごすぎです。はやく2〜4巻も買ってこないと……。