TOKYO巡礼歌 唐獅子牡丹

文楽(人形浄瑠璃)と昭和の日本映画と麻雀漫画について書くブログ

 イッパッツの女

桐島いつみ 竹書房(1998)


┃あらすじ
雀荘にさっそうと現われたイイ女……彼女の賭けるモノはなんと「自分の体」! と言っても腎臓肝臓じゃないよ! 本当は豪腕なのにイッパツやりたいがために体を賭け、ぬるい牌を打つ本末転倒した彼女(実は高校教師)は果たして今夜こそ「負ける」ことができるのか!?

アタシが賭けるのは体よっ! という女雀士もののセオリー(実在するかは不明)を逆手に取ったギャグ漫画。絵もギャグの雰囲気もちょっと昔の少女漫画風でおもしろい。とくに主人公のお母さんのレクチャーによる「麻雀ができないふりをして男をひっかけまくる方法」は非常に勉強になりました。「すごぉ〜い(*>▽<*)♪」と褒めまくるだけでなく、「出待ち」をするのが勝負師。これでいつ中釜さんが現われてもバッチリです。