TOKYO巡礼歌 唐獅子牡丹

麻雀漫画と昭和の日本映画と文楽(人形浄瑠璃)について書くブログ

 真・麻雀伝説 風の雀吾

志村裕次+みやぞえ郁雄 グリーンアロー出版社(1984)

  • 全2巻

 
┃あらすじ
中国で修行を積んでいた榊雀吾が久々の帰郷で目にしたのは、何者かによって(麻雀で)虫の息にされた父・白翁斎の姿だった! 奪い去られたのは父が若き日に極めた(麻雀の)十二の雀技! 雀吾の前に次々と現れる謎の(麻雀)刺客・雀戦鬼たち! 雀吾を狙う者の正体と真意とは!? そして、雀吾が最後に見るものとは!?

レトロ少年漫画のムチャぶりと麻雀漫画のムチャぶりが悪魔合体した麻雀少年漫画。なんというか、スーパービックリマン。『兎』や『天牌』に向かって超能力麻雀と言うのは甘いと思わせられる。本物の超能力で麻雀を打っている。牌を持っている人が消えるとか、配牌が全部白に見えるようになるとか、超能力で自動卓のように山を積み上げられるとか。ムチャぶりのあまり話に辻褄があわない展開もあるが、そういったときは登場人物達がセルフつっこみを入れている。欠点を補ってあまりあるほどノリがよく、楽し読める。バカ漫画と思われているようだが、敵役の麻雀への思いは『理想雀士ドトッパー』の羊飼牧雄に通じるところもある。しかし、主人公は麻雀に別に思い入れなどなかったりする。一部でネタ的に扱われているのが悔しい良作。これがネタなら天牌とかアカギは毎回ネタ爆発です……。