TOKYO巡礼歌 唐獅子牡丹

文楽(人形浄瑠璃)と昭和の日本映画と麻雀漫画について書くブログ

 金と運 LUCK.10 双子と封石

朽葉狂介VS原恵一郎 別冊漫画ゴラク連載

┃こんかいのおはなし
三千万円をひっさげて(500円玉で)とある温泉街にやってきた英悟くんとミキちゃん。そこで開帳されていたのは手本引きや丁半博打などの昔ながらの博打だった。ミキちゃんはその胴元・蛟組組長に面会を要求する。しかし出てきたのはその息子・右京。右京はミキちゃんに組長は昨年亡くなったと告げる。父亡きあと、その跡をついでいると言うが、そこに彼の双子の弟・左京が現れる(カチコミに)。左京の言うことには、蛟組の組長は家宝の石「十悪五逆の封石」を持つものが引き継ぐことになっているという。右京はその石を持っていない。つまり正当な家督ではない。その争いを眺める英悟くん。彼はまだ、ここから始まる地獄絵図を知らない。




莫大な利益を生む賭場の利権を巡る双子の兄弟の骨肉の争い!
今にも横溝正史世界が展開しそうです。絶対あの石と博打にちなんだ凄惨な殺人事件が起きるよ。目にサイコロ詰められて殺されるよ。むしろ件の石を探してインディ・ジョーンズばりの冒険活劇になればいいのにと思います。

ていうか右京さんにそっくりな人、『凌ぎの哲』にもいませんでしたっけ?木の義眼の。なんかすっごいアツい漢だった気が。左京さんは今迄にない顔の人。ちょっとヅラっぽい。

ほんとに毎回言ってますが、朽葉先生と原先生、がんばってください。応援しております。今回は今までになくちゃんと漫画っぽい展開が入ってきているので期待です。
今回もまたウッフンな漫画に挟まれて気の毒ですが、来賀嶺岸先生も同じくくそ真面目すぎっていうか同じ穴のむじななので、一緒にがんばってください。



☆その他の別ゴラ連載漫画☆
┃仁侠沈没
「ブレーキ!」「兄貴 左はクラッチだぜ!」「何ッ!!」
今迄の中でもかなり意味不明の展開。風野を一体どういううキャラにしたいのか掴めない。笑いを取ろうとしているのか、それとも天然なのか。


天牌・外伝
街中で意味もなくイケメンに助けられるとは、黒沢さんが羨ましくてなりません。