TOKYO巡礼歌 唐獅子牡丹

文楽(人形浄瑠璃)と昭和の日本映画と麻雀漫画について書くブログ

 コミック・ガンボを読む

無料の…、フリーペーパーみたいなコミック誌があるのは知っていたけれども、今日、初めて読みました。『コミック・ガンボ』。今日の夜、御茶ノ水駅の前で配っているのを頂きました。普通に通り過ぎただけでは頂けなかったので、図々しく「あの〜、ください」と言って頂きました。このコミック誌、麻雀漫画も載っています。


┃鳳王(ほうおう)
作:土井泰昭 画:武喜仁


私はこの回で初めて読むので、話にまったくついていけていませんが、「主人公(ちょっと死んだ目)は少年時代、ある組織に処刑されそうになっていたところをヤクザに救われ、成長して雀荘でフラフラしていたところをヤクザに拾われて代打ちデビューすることになった」という話のようです。ベタな設定ですが、麻雀漫画としてはちゃんとコンセプトがあるようで、「役の切り替え」*1が闘牌テーマになっている?ようです。アオリにも「絶望の手牌を甦らせてアガる」と書かれています。原作者が大御所なので、麻雀漫画読者には期待されている作品だと思います。


さて、今回の「役の切り替え」は…
主人公、
 
聴牌(シチュエーションが描かれていないのでどういう状況なのかは全く不明)。他家とが持ち持ちになっていますが、その相手がを面子に組み込んで止めたため、空テン状態に。
主人公、ここで他家が「いったれー!」で出したを鳴いて打大三元を崩し、
  
という手に作り直し、ロンで倍満をあがっていました(ドラ。状況が描かれていないので誰が親だとかそういったことは一切不明)。
どこの世界に大三元捨てて小三元アガるヤツがおるんじゃーっ!
と後ろで見ていたおにいさんが言っています。*2
主人公をスカウトしてきた人によると、主人公は死の臭いを嗅ぎとり、そこから再生をはかる能力を持つようです。
じっくりした話ではなかったんですが、たしかに駅前なんかで貰って電車で少し読むには、これくらいのライトさがちょうどよいのかもしれません。麻雀分かんなくても問題ない展開です。


今後、「役の切り替え」でどこまで話が展開されていくのか、少し楽しみです。が、このコミック誌、毎号もらえる自信がないので、私には次回はないのかもしれません。

*1:絶滅種?

*2:あがったんだからいいじゃん!…って、なんかこういうの天牌でも見た気がする。菊多あたりが。もちろんその意味は違うが。