TOKYO巡礼歌 唐獅子牡丹

文楽(人形浄瑠璃)と昭和の日本映画と麻雀漫画について書くブログ

独釣寒江雪

中身は活版印刷

神保町にある将棋・囲碁(となぜか易・心霊)書籍専門の古書店「アカシヤ書店」で48年前の麻雀教本『図解 麻雀コース』を買いました。クレジットは天野大三・校閲となっていますが、この方は有名な方ですよね。

この本には一般的なルールやゲーム進行、そして当時の競技ルールについて説明がされているのですが、あいだに「麻雀格言」(←なぜか)など、ちょっとした麻雀の歴史文化まめ知識なものが書いてあるのが素敵でした。なかなか興味深い本でした。
この本に書かれているルールは、まだルールが移行中のころなのか、ちょっと中国麻雀のルールが入ってるのかな…?私は中国麻雀よく分かりませんが…、今では一般的には認められない古役や、十二落抬(裸単騎であがる役)などが掲載されていました。点数計算も今と違います。本文中に「昭和6年の秋から放銃者一人払いになった」等、当時のルールのリアルタイムな変化を伺わせる記述も出てきます。
そして、私はこの本で、「国士無双」はもともと雅名であり、あれの本名?は「十三幺九」と言うとことを知りました…。戦後の麻雀ファンは「シーサン」とか「こくむ」とか略称しています。…と書かれていますが………「こくむ」………か……。なかなかオシャレな言い方ですね。

用語やルールでよくわからないことは麻雀祭都で調べつつ読んでいます。読書用に購入したので、いろいろ勉強しながら読みたいと思います。