TOKYO巡礼歌 唐獅子牡丹

文楽(人形浄瑠璃)と昭和の日本映画と麻雀漫画について書くブログ

 第25話 殺意の誘惑

┃放送日 2006.03.21
┃原作でいうと 第12巻101話〜105話


┃今夜の流れ
リーチドラ12で親の役満(数え役満)が確定した鷲巣はその和了牌、1筒を求めてツモ穴(?)をまさぐる。しかし、ツモられれば即死確定のはずのアカギにはおびえる様子はない。それに気圧された鷲巣は一度は掴みかけた1筒を逃してしまい、ツモ穴から引いた牌は白……ツモもならず。それでも鷲巣は鈴木に差し込みを刺せなかったものの、直後、その運命の1筒を安岡が引き、1筒は全員が1枚ずつ持ち持ちになってしまう。そして5順連続で有効牌を引き入れていたアカギはあとは1筒を外せば聴牌、安岡が即差し込める牌姿となった。そして次巡、アカギがついに1筒を切る…!


┃今夜の名言
ロンッロンッロンロンロンロンロンッロォ〜〜〜〜〜ンヌ!!!!


┃今夜のツッコミ
出入り禁止だァ!
※だって!しかし!けど!だけども!


┃今夜の闘牌はDOCHI !?
鷲巣麻雀3回戦東3局〜東4局。
役満のアタリ牌・1筒が全員で持ち持ちになってしまうという、普通に考えればそのまま流局しそうな局でしたが…
鷲巣様、赤木と安岡さんの鳴き麻雀で順番トバされまくりで内心アセリまくりでしたが、ついに赤木が「1筒外せばタンヤオ3-6筒待ち」で聴牌。そして赤木が1筒を切った!……………………………………………………………………………のはよかったものの、実は安岡さんもヒソ…と1筒単騎の中・ドラ1で聴牌していたため、頭ハネされました。
八崎プロなら確実に牌譜までチェックして(実は吉岡あたりが採譜している。脳内で。)、翌日家まで「なんでもっとはやく1筒切らなかったんだよっ」と言いに来そうです。執拗に。
さて、ここから調子を崩した鷲巣様は赤木の手に過剰にビビって暗刻を落としてまわしてしまい、逆に赤木のエゲツない単騎待ちに振り込んでしまいます。どうなる鷲巣様!?
今回もまたツモっては切り…ツモっては切り…という地味めなシーンが多い回でしたので、実際に見て頂くことをお勧めいたします。


┃当時の思ひで
前回、ヤソマガツヒを召喚して赤木を殺す宣言をしていた鷲巣様ですが、赤木のマカラカーン&汚れなき威光でそれもならず。さらにはせっかく赤木が和了牌を切ってくれたのに、刑事と書いてクズと読む男・安岡さんが中・ドラ1という安手で鷲巣様の数え役満を頭ハネした、原作でも有数の「ぐおっ…!ぐおっ!…」な闘牌でした。安岡さんが鷲巣様に牌を投げ付けられているシーンは私の携帯のメール送信画面に設定してあるほど好きなシーンです(ちなみにメール問い合わせ画面は「サービス…」)。
でも今夜の鷲巣様は、んぐ〜〜とか言いながら歯ぎしりしたり、「そんな臆した気持ちなどわしには毛頭ないわっ」と言っておきながら直後「ただ…確かに溺れてしまったかもしれん…お前を殺せるという殺意の誘惑に…」とツンデレな様子を見せちゃったりなどしちゃってかなりオチャメでした。
さて、アニメdeアカギもいよいよ次回で最終回です。このアニメは本当にどうなってしまうのか…、どうオトすつもりなのか…、当時、それだけが不安でした。