TOKYO巡礼歌 唐獅子牡丹

文楽(人形浄瑠璃)と昭和の日本映画と麻雀漫画について書くブログ

 第20話 希望と愚行

┃放送日 2006.02.14
┃原作でいうと 第10巻83話〜86話


┃今夜の流れ
血液補給を拒否したアカギはそのまま次局に突入する。そのままアカギのリードで場は進み、オーラス。配牌で鷲巣の風にしてドラの西を引いてしまったアカギは、不要牌でありながらもその西をさばくことをしない。実は西は鷲巣の手の中で既に対子、もし打っていればそれだけで満貫が確定していたのだ。それを直感で見抜いていたアカギだったが、鷲巣はあっという間に3副露、發を鳴いて筒子の染め手を作っていた。このままではツモや直撃にこだわらずとも、部下の差し込みででも鷲巣の逆転トップが確定してしまう。


┃今夜の名言
駄目だ…救いようがなく駄目…
※まさに ダメここに極まれり な闘牌です。


┃今夜のツッコミ
あ〜〜ドラから切っちゃった〜
やっぱプロは見切りが早いな


┃今夜の闘牌はDOCHI !?
鷲巣麻雀2回戦南2局〜南4局。
南2局はアカギが満貫ツモ、南3局はアカギが安岡への安手差し込みで終わる。そしてオーラス。アカギは配牌で鷲巣の風でドラの西を引いてしまう。第1打で西を切らなかったものの、安岡の打8筒を鷲巣様がチー。鷲巣様、速攻!チィ!ポン!ポン!で發西混一ドラ3跳満が見える手。
私なら第1打で打西!
鷲巣様ポン!チィ!ポン!ポン!跳満裸単騎聴牌!即差し込み!
で状況によっちゃ最悪1打しただけで即死させられるとこっ…!
そして運命の4枚目の西を鈴木(鷲巣様の部下)が引くっ…!
がっ…この話、「ドラが西」ということを見逃すと意味不明の展開っ…!
それこそがこの話の手中に潜む悪鬼っ…!
…という闘牌を見ている仰木さんがず〜と独り言状態で解説を呟いているという回でした。
そのわりにドラ表示牌を見ていないのがナイス。
しかし安岡さん、なぜ第1打8筒だったのかが謎。そして1巡目でチーする鷲巣様の決め打ちっぷりもステキ。


┃当時の思ひで
古谷徹はもっと西(しゃー)を連呼すればよろしい。
当時はアカギの配牌の取り方ってちょっと不思議だなと思いましたが、そうか、親なのね、チョンチョンなのか、あの最後にヒソ…と取った1筒は…。どのみち理牌もしてないのにまんなからへんにチョコ…と入れたのはヘンですが…