TOKYO巡礼歌 唐獅子牡丹

文楽(人形浄瑠璃)と昭和の日本映画と麻雀漫画について書くブログ

 第15話 逢魔が時

┃放送日 2006.01.10
┃原作でいうと 第8巻64話〜67話

┃今夜の流れ
アカギは稲田組で、例の人物と仰木の間で話がつくのを待っていた。例の人物とは、鷲巣巌。若くして警視庁の最高幹部クラスにまで上り詰めたが、敗戦を予見し退職、経営コンサルタント会社を立ち上げて戦後の日本を裏から操った、闇のフィクサーである。(銀さん?)そして8月31日…、鷲巣邸へと到着するアカギ。そしてついに鷲巣巌がその姿を表す。…………麻雀史上類を見ない、凄惨な戦いの幕が切って落とされようとしていた………。


┃今夜の名言
それが見たくて…見たくて… もう何人も…殺してしまったよ!


┃今夜のツッコミ
見たい!!竜の手牌を見たい!!
※竜の手見たさについつい差し込んでしまう者…大挙っ…!
………全然関係ない突っ込みですいません。


┃今夜の闘牌はDOCHI !?
鷲巣様が鷲巣麻雀のハウスルールを説明してくださいました。原作を読んでいない人は全くついていけないであろうルール、点差計算ウマオカ直撃祝儀を一気に説明しやがりました。気分は枕木さん!詳しいルールは後日まとめます。


┃当時の思ひで
…大変…!!
鷲巣様が本当にかっこいいんです!
というか、なぜか鷲巣様が耽美ゴシックホラーなロマンスグレーと化していてびっくりしました。いや、今でこそ「アカギの手はブラフ!ブラフなんじゃっ!」とかワガママを言うオチャメおじいちゃまなだけで、鷲巣編が始まったあたりは原作でも結構蔵前会長系の狂気だったとは思うんですけど…。
そして何より、鷲巣様の名台詞「それが見たくて…見たくて…もう何人も…殺してしまったよ!」が聞けた回でした。アニメ版の鷲巣様はどんな人が声を当てるのかとても楽しみにしていたのですが、鷲巣様役の声優さんは津嘉山正種さんという舞台俳優さんでした。放送前は私の中で津嘉山氏の声と鷲巣様のイメージが合っていない気がしていたのですが、始まったらほとんど違和感がなく、さすが俳優さんといったところです。「それが見たくて…」は私の中でのイメージとやや違っていたので笑っちゃいましたが。しかし、赤木、仰木、鷲巣様と、揃いも揃って癒し系というか、ホワ…とした囁き系の声なのが不思議で笑えます。
でも今回一番笑ったのは最後のナレーション
「麻雀史上類を見ない、凄惨な戦いの幕が切って落とされようとしていた」
おそらく権々会と博打列車くらいのもんさ…鷲巣麻雀に張れるキ●ガイルールは…


この頃は卒業制作展直前でほんとに忙しくて、アカギ見てる時間以外はずっと作業してた気がします。それでもアカギがはじまるとコーヒーを入れてひとやすみしていたのですが、鷲巣様の警察官僚時代のカットがあまりにカッコよすぎてコーヒーを吹き出しました。