TOKYO巡礼歌 唐獅子牡丹

文楽(人形浄瑠璃)と昭和の日本映画と麻雀漫画について書くブログ

 第7話 無邪気な悪鬼

┃放送日 2005.11.15
┃原作でいうと 3巻 第24話〜26話

┃今夜の流れ
市川との勝負は佳境に入る。市川が盲目であることを利用したエゲツないイカサマをしたアカギは、市川からその報復としてダイミンカンリンシャンカイホーの責任払いを強いられる。市川は自分の積んだ山をすべて暗記しており、その山から牌を抜いて嶺上牌をすりかえるイカサマを行っていた。もし次局、市川の前に山が残るようなことがあれば、市川はまず4巡でツモあがり、アカギは死ぬ…。



┃今夜の闘牌はDOCHI !?
福本ルールでは、大明槓からの嶺上開花であがると、責任払い(包)が発生する。これを利用し、市川が発のみかと思われた手を大明槓嶺上開花であがる。

私的にパオは大三元大四喜が副露で確定時のみだと思っていましたが、福本麻雀では大明槓→嶺上開花でもパオのルール。ずっと以前に、3巡目あたりでいきなり大明槓されてカンドラがモロ乗りした挙げ句、嶺上開花ツモられてまじびびったことがありました。あー、責任払いさせられなくてよかった。親だった人はマジ切れだったでしょうけど。


┃今夜の名言
不合理に身を委ねてこそギャンブル


┃当時の思ひで
市川が釜じいにしか見えなかった…。

この頃ともなると、うちでテレビ見ながらごはん食べているときや買い物に行ったときなんかに、EDのマキシマムザホルモンの『ざわ…(※タイトル要約)』がかかるたび「アカギの曲だよ!」と友達が言ってくれるようになりました。相当かわいそうな感じだったんでしょうね、当時の私。

このあたりは、ちょっと演出過剰な気がして(それもまたアニメのよさなんですが)、原作のほうが独特の迫力があっておもしろかった気がします。狂気が去ったアカギの純粋な瞳も、原作の方が純に見えました…