TOKYO巡礼歌 唐獅子牡丹

文楽(人形浄瑠璃)と昭和の日本映画と麻雀漫画について書くブログ

 闘牌伝アカギ

マイクロネット PS 1996


Vシネの『アカギ』の矢木編をゲーム化したもの、という世にも面妖な1品です。(頭が)かわいそうな私を見かねた友達が、誕生日プレゼント アンド 引っ越し祝いに買ってくれました。ちょう嬉しかったです…

…がっ…駄目…!

  1. フルポリゴン完全3D空間。ただし失われた古代技術で作られている為、捨て牌が死ぬ程見づらい。自分の河でさえも。通常視点のままでは一萬と南の見分けすらつきません。
  2. みんなポンカンチーするとき、丁寧に、ちゃんと、発声→面子をさらして牌を持ってきて右に置いてから→打牌してくれます。また、あがり牌を引いた場合、先にそれを倒してから手牌を開くと言うちゃんとしてるっぷり。その動作をちゃんとポリゴンキャラがやってくれるあたり、実に丁寧。プロリーグ。雀ゲーとしては無意味ですが。
  3. さらに3D空間なおかげで、通常視点からでは他家がポンカンチーしていても副露した牌が見えません。視点を変えて覗き込むしかないです。
  4. それ以前にこのゲーム、なぜか役なしでもあがれます。麻雀じゃないよそれ。さすがに役なしであがったことはないので、その場合何点つくのか、それとも場を流すだけなのかは不明。初心者仕様?
  5. そのかわり(?)、ツモってもツモコマンドは自動で表示されない仕様のため、自分でツモってるかどうかわからなくてはいけません。あと、フリテンだろうがロンコマンドは出ます。手を倒せばもちろんチョンボだと思います。
  6. ダブロンあり。って、福本麻雀は頭ハネじゃなかったっけ?ドラ12を頭ハネされた鷲巣様は一体?
  7. 大車輪あり。「原作の雰囲気を尊重して昭和30年代の役を採用しています」らしいです。ほんとかよ。あと、このゲームでは七対子は50符1翻です。
  8. でも、Vシネのムービーがかなり長時間収録されています。この点はかなりGOOD!


ツモがかなり調整されているゲームなので、ばんばん高目を狙っていけるのは楽しいです。でも、死ぬ程画面が見づらいのが辛すぎて、このゲームを起動したのは、もらったその場でやったときだけ…しかも2回戦の東2局までしかやってない…


ところで、このゲーム(の取説)では矢木さんの名前が矢木「徹」となっています…が…、矢木さんの名前って「圭司」だったと思うのですが…。それに竜崎さんはホントに「哲夫」なんですか?
でも、こんなことは鷲巣様の側近の名前がいつの間にか「吉岡」から「岡本」になっていたことに比べたらどーでもいいことなのかもしれません。世が世ならハネマン、されど現世ではニンロク…ですんでよかったね♪


このゲームの取扱説明書の最終ページには、プロデューサーの飯田譲治と、主演の柏原崇と、そして福本伸行先生が並んで写っている写真が掲載されています。
がっ…
福本先生、なんだかすっげーいい人そうな顔して写っていらっしゃるんですが
…これ…
今のあの眼光鋭いイケメン福本先生からはかけ離れた微笑みを浮かべていらっしゃいます。さらにもっと若い頃の福本先生のお写真をネットで探すと、さらにサワヤカ好青年な福本先生を見つけることができます。福本先生、ここ10年のあいだに何があったんでしょうか……?