TOKYO巡礼歌 唐獅子牡丹

麻雀漫画と昭和の日本映画と文楽(人形浄瑠璃)について書くブログ

映画の文楽

映画の文楽4 内田吐夢監督『浪花の恋の物語』2:ふたつの「新口村」

┃ 過去の記事 第1回 映画の文楽4 内田吐夢監督『浪花の恋の物語』1:クライマックスへの疑問 - TOKYO巡礼歌 唐獅子牡丹 あの有名な「新口村」……と言われても、古典芸能が好きな人以外には通じないと思う。なので、まず、文楽(人形浄瑠璃)で「新口村」と呼…

映画の文楽4 内田吐夢監督『浪花の恋の物語』1:クライマックスへの疑問

内田吐夢監督の映画に、『浪花の恋の物語』(昭和34年(1959)9月公開)という作品がある。内田吐夢は『妖刀物語 花の吉原百人斬り』『恋や恋なすな恋』など何本かの古典芸能原作の映画を撮っているが、『浪花の恋の物語』はそのうち人形浄瑠璃を原作・題材…

映画の文楽3 木下惠介監督『楢山節考』の義太夫 ― 木下惠介の浄瑠璃世界

ひさびさ更新「映画の文楽」。今回は文楽座から太夫・三味線が音楽出演し、義太夫節が効果的に使われている作品について紹介する。 『楢山節考(ならやまぶしこう)』 松竹大船/1958(昭和33年)6月公開 監督・脚本=木下惠介 Amazon配信あり、iTunes配信あり…

映画の文楽 2 『文楽 冥途の飛脚』マーティ・グロス監督(1979)

東京都写真美術館でのデジタルリマスター版上映。 『文楽 冥途の飛脚』(『冥途の飛脚』より「淡路町の段」「封印切の段」、『恋飛脚大和往来』より「新口村の段」) 製作・監督・編集=マーティ・グロス 撮影=岡崎宏三+小林秀昭 音響・音楽監修=武満徹 録音=…

映画の文楽 1 『曽根崎心中』栗崎碧監督(1981)

元大映の女優・栗崎碧(南左斗子)の監督・製作による自主制作映画。普通に考えて、俳優企画の自主制作となれば人間の俳優主演という方向にいくと思うのだが、本作は文楽人形の演技を普通の人間の俳優と同じ撮り方・演出で見せるという驚天動地の映画だった…